【現役トレーダー解説】ウィリアムズアリゲーター(フラクタル)でビットコインFXのチャート予測

【現役トレーダー解説】ウィリアムズアリゲーター(フラクタル)でビットコインFXのチャート予測
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0.9円のリップルを買って最高6000万円まで資産を築く→投資金を全て失い辛酸をなめる。投資歴4年目。釣りにハマっています。現在は"生き残るためのトレード"をエリオット波動の分析で確立して利益を出せるように。

    「ウィリアムズアリゲーター」は、金融取引の世界で著名なトレーダー兼、テクニカル分析考案者である「ビル・ウィリアムズ氏」によって開発されたもの。

    国内では、「アリゲーター」とも呼ばれている分析手法ですが、知名度としては高い訳ではありません。

    ですが、一部のトレーダーからは愛用されている手法であり、トレンドを追うのに最適。

    初心者A
    アリゲーターって、動物のワニと関連した分析手法?
    初心者B
    アリゲーターが、ビットコイン(仮想通貨)取引で活用できるのか知りたい

    こんなご要望にお応えすべく、ビットコイントレード歴3年となる筆者が詳しく解説します。
    ビットコインのようにトレンドが出やすい銘柄は相性も良いため、習得できればトレンド分析に強くなれますよ!

    ワニを意識?!「ウィリアムズアリゲーター」分析の特徴を解説

    「ウィリアムズアリゲーター(以下「アリゲーター」という)」は、「ビルウィリアムズ指標」の一つである、トレンド系分析指標。

    先述したように、アメリカ出身の著名な金融トレーダー「ビル・ウィリアムズ氏」が考案したものです。
    「ビル・ウィリアムズ氏」自身、市場心理学や多数のテクニカル分析から市場の傾向を分析。

    その中でも、「アリゲーター」は代表的なテクニカル分析で海外では人気なトレンド系分析になっています。

    そこで、この章では「アリゲーター」の特徴や強みについて3つに分けてご紹介します。

    • 「ウィリアムズアリゲーター」の特徴は3つの移動平均線が鍵
    • ( ウィリアムズアリゲーターの強み)トレンド・レンジ相場を見抜きやすい
    • 「ウィリアムズアリゲーター」をチャートに表示するには?

    と、それぞれ「アリゲーター」に関する理解を深めていきましょう。

    「ウィリアムズアリゲーター」の特徴は3つの移動平均線が鍵

    先述した通り、「アリゲーター」の特徴はトレンド系分析に重点を置いたものです。
    主に、「SMMA」と呼ばれる「平滑移動平均線」を採用しており、3本表示することで分析。

    また各線には、ワニの口周りの部位から名称が付けられており、期間設定もそれぞれ異なります。

    名称特徴先行する日数
    青線の「顎(あご)」画像最下部の青線であり、「13日」分の期間設定によって分析。長期時間軸の指標になります。8日(メモリ)分、未来を先取りする。
    赤線の「歯」画像真ん中の赤線であり、「8日分」の期間設定によって分析。中期時間軸の指標になります。5日(メモリ)分、未来を先取りする。
    緑線の「唇」画像真ん中の緑線であり、「5日分」の期間設定によって分析。中期時間軸の指標になります。3日(メモリ)分、未来を先取りする。

    上記のように、「SMMA」を活用することで直近の価格推移がインジケーターに反映されやすいです。

    従って、移動平均線には不可能な未来の価格推移を予想できる強みがあるのです。

    聞き慣れない!SMMA(平滑移動平均線)って何?

    移動平均線(SMA)については耳にしたことがあるけど、「SMMA」に関しては、聞いたことがないかもしれません。

    「平滑移動平均線」とも呼ばれるように、計算式がより直近の値動きに意識を傾けたものとなっています。

    というのも、計算式は単純移動平均線(SMA)を派生したもの。

    始めに、「SMA1= 終値の合計 ÷ 期間日数(n)」で求めます。
    これだけであれば、「SMA」と全く同じですね。

    しかし、その後に続く「SMMA 」は、

    「SMMA2= (SMMA1× (n-1)+直近の終値)÷ n」で求めることが可能。

    計算式が直近価格を意識していることから、単純移動平均線よりも直近の価格を参照としているのが分かりますね。

    「アリゲーター」は「SMMA」を3本用いているので、未来への期待値に比重を置いてると認識できるでしょう。

    ( ウィリアムズアリゲーターの強み)トレンド・レンジ相場を見抜きやすい

    改めて、「アリゲーター」を活用することでトレンド・レンジ相場を見抜きやすくなります。
    通常、相場というのは「トレンド3割、レンジ7割」と呼ばれ、利益を狙いやすいのは「トレンド相場」です。

    下記の画像は、まさにトレンドが発生している状態を示しており、ワニの口が開いてるように移動平均線が推移。

    トレンドが発生しているため、綺麗に各種移動平均線が上向き方向に伸びていますね。
    見て納得の「ワニが大きな口を開いている」形状であり、エントリーの狙い目となるポイントでもあります。

    他方、下記の画像はレンジ相場における「アリゲーター」の状態。

    移動平均線同士が絡み合ったり、ローソク足に対して閉じてしまっているのが分かりますね。
    ワニの口が開いてるようには見えませんし、明らかに値動きが膠着状態に。

    以上のように、移動平均線を活用したシンプルな方法でトレンドの分析が行える特徴があるのです。

    NAO

    レンジ相場・トレンド相場で明確な「線の形」が出現する強みがあると分かりますよね。
    筆者は、長期でのトレンド相場発生次に多用する傾向がアリ。

    ワニのような口がチャート上に出現するとエントリーチャンスを検討します。
    もちろん、他の指標も確認しますがトレンド相場に乗りやすい指標であるため重宝できますよ!

    「ウィリアムズアリゲーター」をチャートに表示するには?

    さて、「アリゲーター」をチャート上に表示する方法ですが、「TradingView」一択となります。
    というのも、筆者の調べによるとビットコインFXで対応しているチャートは「Trading View」のみだったためです。

    以下、実際に「ウィリアムズアリゲーター」をチャートに反映させる方法です。

    下記画像のように、TradingViewで表示させたい銘柄を選んだら、ピンク枠の「インジケーター」をクリックしましょう。

    そして、「ウィリアムズ」と入力すると「ウィリアムズアリゲーター」が表示されます。
    項目を選択するとチャートに反映されます。

    「SMMA」の期間設定については上述したデフォルト数値になっているため、そのまま使用して大丈夫ですよ。

    プロおに

    「アリゲーター」を活用した取引をするなら、「【損しない】仮想通貨のおすすめ海外取引所【2021年最新】」で紹介している取引所がおすすめ。

    1分足から15分足、1時間足、4時間足、日足と、いずれの時間軸でも分析できるため、リアルタイムで取引判断が行えるのも嬉しいところ。
    もちろん、他のテクニカル分析も使用できるから「アリゲーター」と併用した高度な分析にも向いてるぞ!

    「ウィリアムズアリゲーター」を活用した実際のトレード手法とは?

    次に、「アリゲーター」を活用したトレード手法について実際のチャートを見ながら分析してみましょう。
    既にお気づきの通り、「アリゲーター」はトレンド相場で強みを発揮します。

    ですから、トレンド発生における「買い」と「売り」のシグナルを見分けるコツを掴んでいきましょう!

    「買い」のシグナル(パーフェクトオーダー)を見つける方法

    さて、まずは「アリゲーター」による買いシグナルについて見ていきましょう。
    上記画像では、縮小していた短期・中期・長期の各「顎、歯、唇」がトレンド発生に伴って右肩上がりの上昇を開始。

    全ての線が上側に揃っており、「パーフェクトオーダー」が成立していると分かりますね。
    よって、信頼性の高い指標として、「買い」によるポジションを持てると判断できます。

    パーフェクトオーダーって何?

    パーフェクトオーダーとは、短期・中期・長期の移動平均線を表示させた際、短期>中期>長期の順で「右肩上がり」「右肩下がり」で並んでいること。

    各移動平均線が綺麗に並んでいることから、トレンドにも勢いがあり継続して続くことを示唆します。

    「売り」のシグナル(パーフェクトオーダー)を見つける方法について

    他方、「売り」によるシグナルは縮小していた各移動平均線がトレンド発生に伴って右肩下がりに下落すること。

    それぞれの線が下側に揃っていることから、「パーフェクトオーダー」が成立したと分かりますね。
    明確なトレンド発生として、「売り」によるポジション構築で利益を狙えるでしょう。

    利益確定・損切りの目安も明確!移動平均線の「反転」を意識する

    「アリゲーター」のエントリーサインに対し、ここでは利益確定・損切りの目安になる箇所も押さえておきましょう。

    利益確定の目安パーフェクトオーダーによる移動平均線の広がりが、縮小(形が悪くなる)した場合。
    損切りの目安レンジ相場からトレンド方向へブレイクを期待。しかし、反対の方向に移動平均線が広がった場合。

    下記画像でも、それぞれについてチェックしておきましょう。

    上記画像は、利益確定の目安。

    上昇トレンドに沿って、「ワニの口」のように移動平均線が広がっていますね。
    ですが、オレンジ枠付近になると移動平均線の形が悪くなってきています。

    さらに、その後は収縮する形になっていることから、なるべく早期に利益確定をしたいところ。
    各線の形が悪くなったタイミングで利益確定すると、より高値(安値)で決済できるでしょう!

    反対に、損切りの目安としては全体のトレンドに反く「アリゲーター」が出現した時。

    上記を見て分かる通り、トレンドは下であるも途中の「戻り高値(レンジ相場)」で移動平均線が上側に向かうことに。

    しばらくすると、強い上昇でローソク足が高値を追っているのが分かります。
    損失を抑えるためにも、移動平均線がトレンドと反対の動きをした際は直ぐに損切りしてしまいましょう。

    「アリゲーター」を「ウィリアムズ・フラクタル」と併用する方法(相性が良い)

    冒頭で、「ウィリアムズ・アリゲーター」を考案した「ビル・ウィリアムズ氏」についてご紹介しましたね。
    実は、「アリゲーター」を活用する際、「ビル・ウィリアムズ氏」によって考案された別のテクニカル分析を併用するのもおすすめ。

    その名も、「ウィリアムズ・フラクタル(以下「フラクタル」という)」。

    「フラクタル」は、基準とする5本のローソク足から「強気」「弱気」を判断する指標。
    トレンド転換となる「底」「天井」を見抜きやすく、「ビル・ウィリアムズ氏」が「アリゲーター」との相性が良いと提唱しているほど。

    上記画像のように、赤線より上側で下向きのフラクタルが出現していますね。

    「買いサイン」の印であり、チャートを見ると価格が上昇しているのを確認できます。

    他方、「売りサイン」について同様に赤線の「歯」に当たる移動平均線より下側に注目。

    フラクタルは上向きになっているのが条件であり、その後の価格推移としては「下落」しているのが分かりますね。トレンドの向きと直近の価格動向から、より精度の高い分析を実践してみてくださいね。

    「ウィリアムズ・アリゲーター」を活用してビットコイン相場を分析!(2021年7月〜)

    最後に、「アリゲーター(フラクタル)」を活用したビットコイン相場の分析についてご紹介。
    あくまでトレンド分析を主にする手法のため、明確な価格帯については予想できません。

    されど、大まかなトレンド予測として

    • 中期目線:下落トレンド
    • 長期目線:上昇トレンド

    という予測ができました。

    まず、日足での中期トレンドを見てみましょう。

    画像の通り、下落トレンドの最中である日足ビットコインチャート。
    各移動平均線は交差しており、明確なトレンドが発生しているとは言えません。

    しかし、相場の方向性としては下落トレンドの最中であるのが全体を見て分かるでしょう。

    もし、移動平均線が開くとすると右肩下がりになると予想でき、「売りサイン」のパーフェクトオーダーが出る可能性も十分にアリ。

    それゆえ、中期的には下落相場が続くことに警戒したいです。

    一方、週足で観察するビットコイン相場は「押し目」を期待したいところ。

    というのも、2020年にかけて「買いサイン」のパーフェクトオーダーが発生。
    ですが、その後はビットコイン価格の大暴落によって各種ラインを下回る形に。

    そのため、各移動平均線の下で推移していますが、長期的には収縮した移動平均線が上昇へと向かうでしょう。

    長期トレンドは上昇の位置にあることからも、「押し目」から「ワニ」の形で移動平均線が出現することに期待したいですね。

    まとめ

    今回は、「ウィリアムズアリゲーター」を活用したビットコイン相場の分析手法についてご紹介しました。
    トレンドが発生すると、「ワニ」のような「形」が移動平均線で出現するため、分析もシンプル。

    特に、ビットコインのような上昇・下降トレンドが定期的に発生する銘柄ではもってこいですね。
    その上、「フラクタル」も取り入れて分析することでより根拠の強い分析が可能。

    トレンドの方向性や価格の高低を分析材料として、実際の分析に活用してみてくださいね!