

上記のような疑問を解決すべく、ビットコインに投資する仕方について詳しく解説します。
そもそも、仮想通貨といえば「ビットコイン」と呼ばれるように、ビットコインへの人気は世界中で高まりつつあります。
資産性のある金融資産として多くの人が投資を検討しており、今後も資金の流入が続くと見込めます。
当記事を読めば、そんなビットコインに投資をするための方法から、抑えておきたいリスクまで詳しく理解を深められるはず!
ビットコイン投資で失敗したくない方は、最後までチェックしてみてくださいね。
もくじから読みたい項目へ飛ぶ
ビットコイン投資で初心者がしてしまいやすいミスと対策
いきなりですが、既に「ビットコイン投資をしてみて失敗してしまった」なんて状態ではありませんか?
あるいは、「ビットコインに投資をしても、自分は損をする未来しか見えない…」
こんな気持ちで、記事を読んでいられるかもしれません。
実際、仮想通貨のボラティリティ(一定期間における価格変動)は他の金融資産と比較しても非常に大きいです。
1日に、5-10%(時には、10%を超える)ほどの価格変動が起きることはしばしあり、安易に投資をしてしまうのはリスクがあります。
この章では、ビットコイン投資で初心者がしてしまいがちなミスについて、
- ビットコインが話題になっている時に飛びつき買いしてしまう
- 損切りができずに大幅に資産を減らしてしまう
- 全ての資金で一気にビットコインを購入してしまう
という、3項目に分けてご紹介し、その対策についても解説します。
その後、初心者の方がビットコイン投資をするために知っておきたい投資の種類についても詳しく解説します。
この章を読んだ上で、次章を読み進めるとビットコイン投資の仕方をより深く、理解できるはずですよ!
ビットコインが話題になっている時に飛びつき買いしてしまう
もっとも多いビットコイン投資の失敗例の一つに、「高値圏での飛び付き買い」があります。
暴騰・暴落を激しく行うビットコインはよくも悪くも、トレーダーと呼ばれる短期的に利益を狙う人にとってエントリーチャンスをもたらします。
しかし、現物投資をメインとする多くの方(初心者の方であれば、多くが現物投資でしょう)にとって価格の高い状態で購入してしまうのは損失を抱えやすくなります。
先述したように、ビットコインは1日に数パーセント以上のボラティリティが生じます。
よって、高値圏のビットコインを100万円分購入し、翌日に前日比で10%もの暴落が起きた場合、10万円もの含み損となってしまうのです。
仮に、長期的な下落トレンドに転換した場合はより多くの損失すら確定してしまうかもしれません。
高値圏での飛び付き買い対策としては、ニュースやSNSで市場が注目されている時は「様子見」すること。
既に、人々が熱狂的になって買ってしまっている段階では利益を追うことはリスクです。
なぜなら、割安な価格帯でビットコインを購入した投資家は売り抜けたいと考えているため。
上昇から一服して、価格が揉み合いになっているタイミングや割安な価格帯までビットコインが下げたら、購入するようにしましょう。
損切りができずに大幅に資産を減らしてしまう
第二に、ビットコイン投資でよくある失敗として「損切りできずに大きく損失を出してしまう」ということ。
心理学では「プロスペクト理論」として紹介されるほど、人間は損失を怖がり利益確定を早まる傾向があり、損失は回避したくなる心理傾向のため、つい大きなリスクを取りがちです。
定期的に起きるビットコインの暴騰・暴落では、一定の目安価格で損切り設定をしておかないと資産が大幅に減少してしまうリスクがあるのです。
運用のコツとしては、割安な状態でビットコインを購入するのはもちろん、早めの損切りを心がけることです。
ビットコインはボラティリティが高いため、小さな損失を許容しながらも力強い上昇が起きれば、損失以上の利益を十分に狙えます。
その上、テクニカル分析なども合わせて応用することで、より精度の高い取引が行えますよ。

私自身、ビットコイントレードを始めた頃は損切りができずに大きく資産を減らしてしまいました。
どのくらい酷いかと言いますと…運用資産に対して、一度の取引で−50% もの損失です。100万円であれば50万円、1000万円であれば500万円の損失。
流石にこの経験から学び、今では早めの損切りや資産額に対して−20%に達した時点で損切り設定するマイルールを構築しています。
全ての資金で一気にビットコインを購入してしまう
全ての資金で一気にビットコインを購入してしまうことも、リスクを取りすぎてしまう行為です。
ビットコインだけでなく、相場には上昇トレンド・下降トレンド、レンジ相場の3種類によって価格形成されます。
つまり、下降トレンドが発生している場合にビットコインを全ての資金でまとめて購入してしまうのは含み損を抱える危険性がありますよね。
時間軸が長ければ長いほどトレンドの勢いも強いため、リスクも高まります。
基本的に、ビットコインを購入する場合は資金を分割にして、一定の割安基準に達したら資産の◯%ずつ購入するのがおすすめ。
◯%は各自の資金配分によって異なりますが、25%ずつ4回に分けてビットコインを購入するなどは、典型的な売買戦略ですね。
それと、一定の割安水準でビットコインを購入する際は、出来高の一時的な減少やトレンドライン、水平線、その他テクニカル分析によって分析をしましょう。
独自の分析手法を構築しておくと、より戦略立てて投資が行えるはずです。
投資方法は様々!ビットコイン投資の種類について一挙紹介
上記では、ビットコイン投資でありがちな失敗事例と対策について紹介しました。
ここでは、改めてビットコイン投資の種類についてご紹介します。
ビットコイン投資のリスクを踏まえて、投資の種類ごとでご自身に合いそうなスタイルを模索してみましょう。
長期投資で利益を狙うビットコイン投資
ビットコインの投資の仕方として、気軽に行えるのが長期投資による方法です。
長期投資とは、最低でも1年、長い人では10年以上もビットコインに投資をするスタイル。
目先の価格変動に囚われず、長期的な視点で利益を狙う投資手法です。
一般的に、株式相場で人気な投資手法で長期的に右肩上がりを続ける銘柄には非常に有効的な特徴があります。
ビットコインにも当てはまり、長期トレンドで上昇を続けているため長期投資は理にかなった投資法です。
ただし、長期投資によって利益を得やすい側面がある一方、資金が少ない場合は恩恵を受けにくいデメリットもあります。
それゆえ、資産家や機関投資家などの大口投資家に好まれやすい投資でもあります。
では、「長期投資は個人投資家にはできないのか?」
答えは、「ノー」であり、個人投資家でも長期的に手堅く利益を狙える可能性はあるので、次の項目をチェックしてみましょう。
毎月一定額のビットコインを購入するビットコイン積立
割安な時にビットコインを大量に購入するような長期投資はできないけど、月毎に定期購入する方法があります。
いわゆる「ビットコイン積立投資」と呼ばれる投資方法で、定額のビットコインを毎月、購入していくスタイルです。
この投資の強みは、長期的な価格上昇を続けた場合、割安な価格でビットコインを保有しているため積立分の資産が増加すること。
また、異常にビットコインが割安な時に購入できた場合は儲けも出やすいです。
さらに、価格が下落してしまった場合でもより割安な価格でビットコインを購入できるので、ビットコインの価格上昇時に大きな利益も確保できます。
注意点としては、給与等から毎月一定額が積立投資に回るので、支出のバランスを考慮しておきましょう。
ビットコイン以外の銘柄にも分散投資する
仮想通貨市場では、ビットコインへ投資するのが主流となっていますが、イーサリアムやリップルなど有望と評されるアルトコインもあります。
そうした、アルトコインへ分散した投資をするのもヘッジ目的の投資戦略として賢明な判断でしょう。
時価総額も高く、高い知名度があるビットコインですが悪影響を与えるニュースや事件によって価格が大暴落する可能性もあります。
また、有望なアルトコインにも価格上昇に繋がるようなニュースが出ると、大きく価格が上昇する傾向もアリ。
ビットコインだけでなく、敢えて他の銘柄に分散投資することでリスクヘッジ対策もできますよ。
テクニカル分析を用いた短期・中期ビットコイントレード
少し難易度が高くなりますが、テクニカル分析を用いた短期・中期のビットコイントレードも人気です。
この投資手法では、数時間から数日、数週間と短期・中期目線でビットコイン価格の利鞘を狙う投資方法です。
現物のみでの短期・中期トレードも行われていますが、多くの場合は取引所に証拠金として資金を預けてレバレッジ型のビットコイントレードが行われています。
レバレッジ倍率は国内・海外取引所で「2-100倍」とされており、少額の資金からでも効率よく取引可能。
ビットコインはボラティリティのある相場を形成しやすく、上手にトレードができれば短期間でも資産を増やしやすいです。
けれども、思惑と反対の値動きになってしまった場合はその分の損失を抱えてしまいます。
リスク・リターンの大きい投資ではあるため、ビットコイン相場の動向に慣れてからでも遅くないですよ。
(基本をチェック)ビットコインを取引所で購入するまでの流れを解説!
ビットコイン投資における各種類についてご紹介してきましたが、ここではビットコインを購入するまでの流れを一通り解説します。
上記でご紹介した、いずれのビットコイン投資でも欠かせない知識なので、確認しておきましょう。
主な流れとしては、下記の通りになります。
- 取引所にアクセス&メールアドレスの登録
- 会員情報の入力&本人確認書類の提出
- 日本円を口座に入金する
- 取引画面にてビットコインを購入する
手順ごとに、ビットコイン購入の流れをチェックしてみましょう。
1, 取引所にアクセス&メールアドレスの登録
はじめに、利用する取引所にアクセスをします。
*今回は、国内大手の取引所である「bitbank」にてビットコインを購入するまでの流れを解説。
取引所内の新規登録ページにアクセスすると、メールアドレスの入力が求められます。
メールアドレスを入力後、登録ボタンをクリックすると指定されたメールアドレスに認証メールが届くので確認しましょう。
この際、会員情報登録に関する専用ページが送付されるので、クリックして次の手続きに進みます。
2,会員情報の入力&本人確認書類の提出
会員情報登録に関するページを開いたら、パスワードや名前、電話番号、住所など、各項目の必須項目に情報を入力してください。
また、「外国の重要な公人」「反社会勢力ではないことの表明および保証」という項目があるので、確認した上でチェック欄の確認ボタンをクリック。
記入した内容に相違がない場合、そのまま登録手続きを済ませましょう。
会員情報の入力後は、本人確認書類の提出が求められます。
パスポートや免許証、住民票などの提示により、口座開設者があなた本人であることを確かめます。
提出方法としては、スマホ/郵送の二択を選択できますが、スピーディさを求める方はスマホから本人確認書類を提出するのがおすすめ。
本人確認書類が正式に受理されると、日本円や仮想通貨の入出金、ビットコイン取引が行えるようになります。
3,日本円を口座に入金する
上記のステップを踏んで、「日本円の入金」が行える状態になります。
bitbankの取引画面を開くと入金のボタンが表示されるので、クリックをして進みます。
入金画面に進むと銀行ATM、あるいはネットバンクからの入金が行えるので手続きを済ませましょう。
日本円の入金が完了すると残高が表示されるので、取引準備が整った証拠となります。
4, 取引画面にてビットコインを購入する
最後に、bitbankの「取引所」または「販売所」にてビットコインの購入をします。
取引所は、投資家同士による直接の取引システムを採用しており、bitbankにて用意されている「板」を参考に取引が行えます。
取引所でビットコインを購入する場合、成行注文から指値注文まで、高度な取引で市場参加者とビットコインの売買が可能。
上記画像の右枠の欄に「指定したい注文方法」と「売買したいビットコイン数量」を入力し、取引をしましょう。
他方、販売所に関しては仮想通貨の販売業者(bitbank)と直接の取引が行えるサービスです。
市場参加者を相手として取引をする取引所とは違い、販売所ではいつでも注文を約定できます。
というのも、相場の急変時や市場の混乱時は取引所のサーバーが繋がらないリスクや注文が通らないケースもあります。
販売所には、こうした不安がありませんが、その分、スプレッド手数料が高額となりがちな点には注意したいです。
*販売所におけるスプレッド手数料の注意点については、下記の章で詳述。
上記、一連の流れを通じてビットコインが購入できます。
bitbankと同じく、多くの仮想通貨取引所に共通して「口座開設〜ビットコイン購入」が行えるので、覚えておくと便利でしょう。
取引所を利用する際はこんな点にも注意!ビットコイン投資の落とし穴
ビットコインへの投資の仕方について、大まかな要点を解説してきました。
が、ビットコインは株式投資などとは違って資産の保管や取引所の扱いにおいて懸念すべきことがあります。
- 取引所・ウォレットのセキュリティ対策不足から資産が盗まれる
- スプレッドの広い取引所を利用してコストを多く支払う
- 送金ミスによって資産が戻ってこない
と、初心者が知らずうちに陥ってしまう注意事項について解説します。
取引所・ウォレットのセキュリティ対策不足から資産が盗まれる
ビットコインを保有する場合、取引所や仮想通貨ウォレットと呼ばれる個人で管理するデジタル上の財布を必要とします。
これらの管理は全て自己責任の範囲で行う必要があり、セキュリティ不足によって盗難されてしまう事件も度々起きがち。
ですから、未然に取引所やウォレットの厳重なパスワード設定や二段階認証の設定、秘密鍵の管理は確実に行っておくべきです。
セキュリティ不足から資産が盗難されてしまった場合は、一般的に資産が戻ってきません。
必ず、強度なセキュリティでビットコインを管理するようにしましょう。
スプレッドの広い取引所を利用してコストを多く支払う
スプレッドの広い取引所を利用する場合、それだけ取引コストも高くなりがち。
先述したbitbankのように、取引所によっては「取引所形式」「販売所形式」でビットコインの取引を提供している場合があります。
どちらの取引形式にもメリット・デメリットはありますが、確実な注文を通せる販売所では取引手数料(スプレッド手数料)が高めに設定されています。
下記の画像をご覧ください。
取引所経由でビットコインを購入した場合、「3,000円分」のスプレッド手数料が発生しており、市場価格に対して約0.06%の徴収です。
他方、同価格帯のビットコインを販売所で購入した場合のスプレッド手数料は「151,261円」もあります。
市場価格(取引所価格)に対して、なんと約3%分ものスプレッド手数料が発生しています。
仮に、販売所で投資家が利益を出すなら3%分以上のビットコイン価格が上昇する必要があります(現物投資)。
販売所は即座に取引が約定できる点で有利ですが、使い慣れると取引所での取引がコスト面で圧倒的に有利。
なるべく取引所経由でビットコインを購入するのがいいです。
送金ミスによって資産が戻ってこない
ビットコインの送金ミスは資産を失う致命的な行為です。
ブロックチェーンによるトランザクションに依存するため、処理速度や膨大な取引が溜まってしまうと送金速度が遅延したり、手数料が高くなりやすい特徴があります。
しかし、基本的に一度送金したビットコインは相手方に届くようになっています。
ただ万が一、誤った送金先にビットコインを送金してしまうと取り返しのつかないことになります。
特に、長文となるビットコインアドレスを手入力で打ち込むのは危険。
必ず、アドレスをコピーして送付したり、生成されるQRコードを読み込んで送金先かどうかを確認しておきましょう。
そして、送金時には何度もコピーしたアドレス情報に間違いがないか、入念にチェックしてくださいね。
まとめ
今回は、失敗を避けるために抑えておくべき「ビットコインへの投資の仕方」について解説しました。
よくあるビットコイン投資の失敗事例と対策について触れましたが、ビットコイン投資にはチャンスが数多くあります。
それは、魅力的なボラティリティの高さによって短期〜長期投資まで、各時間軸ごとに投資スタイル確率されているため。
難易度としては、長期投資、積立投資が始めやすく、デイトレードなどの短期投資はビットコインの相場感を掴めてからでも遅くないです(難易度高め)。
その他、ビットコイン投資特有の懸念点もあるので「ビットコイン投資の手引き」として、当記事を何度も参考にしてくださいね。
ちなみにビットコインの売買は基本的に流通額の大きな海外取引所の方が必然的に安く済みます。
そのため当サイトでは海外取引所に絞ってお得な取引所を紹介しています。
少しでも興味がある人は良かったら【損しない】仮想通貨のおすすめ海外取引所【最新】を読んでみてください。
・【銀行も参入】仮想通貨のカストディ業とビットコインの将来性
・【バブル再来?】2021年のビットコイン(BTC)は本当にバブルなのか
・【未来予測】ビットコインのエリオットウェーブ(エリオット波動理論)の分析で将来を分析
・イーロンマスクがビットコインを大量保有するとBTC価格はどうなるのか【テスラ】
・結局ビットコインは価値がないのか?ビットコインあるあるの勘違い
・ビットコイン(仮想通貨)の価格予測サイトまとめ【AI/機械学習/テクニカル分析】
・【借金地獄?】仮想通貨(ビットコイン)投資あるあるリスク10選
・10年後のビットコインは1億円を超えるのか【海外著名人の声】