「BitMEXでレバレッジ手数料(ファンディングレート)について解説しているページをみているけどよくわからない」
「検索したけれどレバレッジ手数料だけ理解しにくかった」
「ファンディングレート?資金調達率?よくわからないし他の手数料との違いもあやふやになってる」
そんな方へ向けて記事を書きました。
結論からいうと、BitMEXにおけるファンディングレート(レバレッジ手数料)は1日あたり 0.03% になります。
この記事を読めばわかりにくい情報源に頼って時間を無駄にせずBitMEXのファンディングレート(レバレッジ手数料)を理解することができ結果として手数料で損することを避けられます。
BitMEXの全体像を知りたい人は【完全版】BitMEX(ビットメックス)の特徴まとめ【追証なしが魅力的】を読んでみてください。
※2020/5/5追記
BitMEXは日本居住者で利用ができなくなりました。そのためbybitの利用を推奨しています。
参考記事1:【簡潔】BitMEXとbybitの違いを徹底解説【ほぼ一緒】
参考記事2:bybitってどんな取引所?バイビットの特徴を徹底解説
BitMEX規制についてはBitMEXの日本居住者への利用禁止とこれから利用者がするべきことの詳細まで。
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ファンディングレート(レバレッジ手数料)は1日 0.03% ほど(注意あり)

ビットコインの1日あたりのレバレッジ手数料は 0.03% です。画像では 「ロングの資金調達 0.01%」「ショートの資金調達 -0.01%」 となっています。
しかしこれらは目安であり、実際のファンディングレートは時間帯によって異なります。

レバレッジ手数料が課されるタイミングは1日3回
日本時間では 5時 11時 19時 でそれぞれ、手数料が加算されます。
「つまりファンディングレートが0.01%だったらそれが3回続くの?」
と思った方もいるかもしれません。しかし実際には8時間ごとにファンディングレートは変化します。
例えば1回のファンディングレートが 0.03%、次は 0.02%、最後に 0.05%というように変動しながら加算されます。
リアルタイムのファンディングレートを確認する方法

ログインしてトレード画面から確認する必要があります。ビットコイン(XBT/USD)で確認してみましょう。
画像のように20年2月26日16時頃に確認できたファンディングレートは 0.0362%です。
残り5時間後に加算されます。
自分の選択している銘柄(画面上部で確認できる)に応じたリアルタイムのファンディングレートを確認することができます。
ファンディングレートの相場を過去のレートから参考にする
現在のファンディングレートは果たして高いのでしょうか?
それを確認するため、過去のファンディングレートを確認してみます。ログイン後の画面の下部に「詳細」リンクがあるので飛びます

すると過去のデータ一覧がみれるページが開かれますのでそのページの「ファンディングレート(Fundeing Rate)」を自分の取引したい銘柄ペアで参考にしましょう。

Funding Rate Dailyというのはもしその時点のファンディングレートのままであれば、1日あたり●%必要でしたという目安です。
8時間毎に変動するので必ずしもそうなりません。
ビットコインのファンディングレートは1日あたり0.03%が基本
これは時期によって変動するのですが目安としては基本、0.03%が1日あたりのファンディングレートです。

イーサリアムの1日あたりのファンディングレートは 0.2~0.3%ほど

イーサリアムのファンディングレートは日によってかなり変動します。
しかし最低でも0.1%は必要。高いと、0.4%を超えてそれなりに必要です。
概ね0.2%~0.3%程ではないでしょうか。ビットコインと比べると割高です。
リップルの1日あたりのファンディングレートは 0.2~0.3%ほど

リップルのファンディングレートもイーサリアムとだいたい同じくらいな印象でした。日によってバラツキが多いです。
ファンディングレートの急増はトレードの転換点?
ファンディングレートは時期によって異なりますがなぜでしょうか。
このことを理解するにはファンディングレートの存在理由を知る必要があります。
ファンディングレートとは、価格調整の機能として設定されます。ビットコインは取引所によって価格が異なります。
場所によって流動性が異なるため仕方のないことです。しかし、あまりに乖離し過ぎていると取引板がおかしなことになってしまうリスクがあります。
そのため調整弁としての機能をファンディングレートが果たしていると一般的に言われています。
ファンディングレートが高すぎる・低すぎるということはつまり
つまりファンディングレートの特異なタイミングというのは価格乖離が引き起こされている可能性があるということです。
トレーダーで大きく利食いする人というのはチャートの転換点に仕込むものですが、ファンディングレートはチャートの転換点でもあるかもしれません。
一つの指標として頭に入れておくと良いのではないでしょうか。
自分のファンディングレートを算出する方法
「ファンディングレートがいくらくらいなのかわかったけれど、実際にいくらかかるの?」
ここで誰でも簡単にできるようにあえてシンプルな数字とビットコインで説明します。
もし仮に1BTCが100万円だとします。
それを10BTC分(XBT)で取引しているとします。ファンディングレートは1日 0.03%です。1000万円の取引ですね。
単純に 1000万円 にかける 0.03% ですので 3000円が1日に手数料として発生することになります。
金額が大きくなるほど全く無視できない数字ではないでしょうか。
ファンディングレート(レバレッジ手数料)を節約するコツ
5時
11時
19時
上記3つの時間帯で保有するのを避けましょう。そうすればレバレッジ手数料を課されずにすみます。
長期目線で挑むのであれば基本は現物で少しずつ集める方が得策でしょう。
CryptoGTのレバレッジ手数料(ファンディングレート)はいくらかかるの?
「BitMEXは1日3回も課されてしまうのか〜。保有できる時間が短くなるな〜」
と思っている人はよく比較対象にされるCryptoGTの手数料はいくらかかるのか見てみてください。
CryptoGTの場合はで1日6回に分けて加算されます。ただしビットコインのレバレッジ手数料の目安は 0.08% と言われています。
そのことを踏まえると、BitMEXの方がまだレバレッジ手数料が安く、加算される回数も少ないことがわかります。
BitMEXのファンディングレート(レバレッジ手数料)を解説 まとめ
BitMEXのファンディングレートは時間と時期によって異なります。
一般の人にとってはかなりわかりづらい、ファンディングレートですが基本的にはファンディングレートは避けようと思えば避けられる手数料ですので工夫しながらトレードして損しないように立ち回ってみてください。
ファンディングレートと同様にBitMEXのスプレッド手数料を細かく知りたい人は【簡潔】BitMEX(ビットメックス)のスプレッド手数料の相場観がわかる記事をどうぞ。
「そもそもBitMEXってどんな取引所だったっけ?」という人は【完全版】BitMEX(ビットメックス)の特徴まとめ【追証なしが魅力的】の記事で全体像を確認できます。
ファンディングレートは先物の無期限の取引に課される手数料だ。「9日後」「3ヶ月後」を満期に設定した場合、また別に決済手数料(0.05%)が必要になる。金剛しそうだが別に考えよう!