「ビットコインに将来性は本当にあるの?」
「どうもこの先も流行る気がしない」
そんな人へ向けて記事を書きました。
結論から言うと、ビットコインの将来性は有望ですが10年後以降はわかりません。
この記事は、16年度よりビットコインを知り取引所の立ち上げにも携わったことのある筆者が書いています。
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ビットコインに将来性がある理由
・世界的な法定通貨インフレに伴う相対的な価値の高まり
・インフレ回避するための企業の投資
・金融危機における資産の逃避先
などの理由によって今後も価値が高まり続けると考えます
世界的な法定通貨インフレに伴う相対的な価値の高まり
世界的に法定通貨として人気の資産のインフレ率は年間7%ほどと言われています。
世界全体でのインフレ率であればおよそ3%です。
一方で半減期が4年に1度訪れるビットコインは現在のところ1.8%ほどのインフレ率であり、法定通貨よりも安定した資産であるといえます。
インフレ回避するための企業の投資
世界のインフレ率とビットコインのインフレ率の差から企業もビットコインへ投資する流れができてきました。
上のTwitterはビットコインへ投資しているアメリカ上場企業によるものです。
代表会社としてMicroStrategy社が440億円を投資したとして話題になりました。
この流れができてから実際に2020年度のビットコイン価格は11月時には170万円への高値へと高騰しました。
金融危機における資産の逃避先
リーマンショックのような経済危機というのは、ある程度は周期的に訪れています。
現時点でもリスクの高い投資法がアメリカで流行っていたり、ドイツ銀行や中国の不動産バブルなども前々から総崩れになるリスクがあると警告されていました。
リーマンショック級の景気後退がいつ訪れるのか分からない状況であり、おそらく10年以内のどこかで起こる可能性は高いと考えています。
その際に法定通貨への信頼性に大きなダメージが与えられる可能性はありますので将来的にビットコインの価格が上昇するのはかなりあるのではないかと思います。
一方で長寿かどうかは怪しいビットコイン
以上のようにビットコインの将来性は高いと言えるのですがそれはおそらくおよそ10年程度のことだと考えています。
それ以降は全く分からないといえます。
・暗号技術の発展に伴いビットコインがハッキングされる恐れがある
・景気後退後に各国のデジタル通貨が普及する
・1BTC=1億になった段階でババ抜き状態になって崩壊
暗号技術の発展に伴いビットコインがハッキングされる恐れがある
もしもビットコインが今後もハードフォークされないままであれば10年後よりもあとはどうなるのかわかりません。
ビットコインは世界中のマイナーの計算処理能力の合計でもって安全性が守られていますが将来的に量子技術のような革新的な技術が発達していち早く入手した人が悪用してしまうとハッキングが簡単にできてしまう恐れがあります。
1度でも大きな規模のハッキングが起こってしまえばビットコインに対する大きな信頼の揺らぎが生じて大暴落するかもしれません。
景気後退後に各国のデジタル通貨が普及する
金融危機が仮に訪れたとして、その後はしばらく訪れないでしょう。その際に法定通貨への信頼が逆転して戻ってくる可能性も考えられます。
そしてその際はおそらく国が発行権をもつデジタル通貨が普及するのではと考えています。
なぜなら、ビットコインは使うハードルは今後も高いままである一方で国のデジタル通貨であれば使い勝手がよく手数料もおそらくほぼかからないままである可能性があるためです。
ビットコインはハードフォーク(仕様の変化)を好まない仮想通貨であり10年後も仕様が変わっている可能性はあまり考えられません。
とはいえデジタル通貨が普及するまではかなりの時間を要すると考えているため10年程度は焦らずみておくと良いと考えます。
1BTC=1億になった段階でババ抜き状態になって崩壊
ビットコインの最終ポテンシャルは1BTC=1億円とも言われています。
もし仮に1億円になったとすればそこを天井として売り抜ける資産家が少なくないことでしょう。
おそらくそのタイミングでビットコインを初期の頃から投資していた人たちも抜けていき一気に無価値へ変貌する可能性があります。
もちろん10年より先の未来であると考えています。
まとめ
以上までをまとめると、10年間は金融危機イベントなどを通じてこのまま成長していく可能性がありますがそれ以降はどうなるのか分からない。
下手したら大暴落で価値がなくなる恐れすらある、でした。
「価値があるのかどうか怪しい」段階が「価値があって当たり前だ」へと考え方が変わってきた段階で大きな調整があると思っています。10年後は「価値があって当たり前だ」の状態へと変わっていることでしょう。
どんな時代も当たり前と思われていることが崩壊する時に初めて一気になし崩れになっているものです。
そうした意味でビットコインの将来性は現段階では言えることでは無いが、10年単位では十分に成長していくものと考えます。
ちなみにビットコインの売買は基本的に流通額の大きく競合の多い海外取引所の方が必然的に安く済みます。
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