・クレジットカードが使える取引所にどんなものがあるのか知りたい
・手数料があんまり高くないクレジットカード会社が知りたい
・できる限り匿名性の高いクレジットカード会社を知りたい
※2020/9月 更新情報
この記事を知れば現時点でクレジットカードが使える海外の仮想通貨取引所の一覧を知ることができます。
取引所毎にクレジットカードの手数料や決済方法のバリエーションに違いがあります。
国内取引所ではクレジットカードが使える取引所はないため海外取引所の一択です。
結論から言えば決済手数料3.5%のBINANCEが最強でほぼ一択です。そのほかは決済手数料5%に加えて販売価格5%~と購入するだけで合計10%以上の手数料が必要となってきます。
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クレジットカード決済ができる9つの取引所

国内では2020年1月の時点で0ですが、海外取引所になると色々とあります。
匿名性がある程度は高い状態で決済できる取引所

DEX系(分散型取引所)と呼ばれる管理者のいない取引所で決済すると匿名性は比較的に高い状態で決済できます。
・KyberNetwork
・MyEtherWallet
・LocalEthereum
・Changelly
上記はDEX型(分散型取引所)の交換所もしくは対面取引タイプ取引所となります。
一般的なトレード機能のついた取引所と比べて匿名性は高いと言えます。
特に、LocalEthereumやLocalCoinSwapは個人間で売買するため特に匿名性は高いと言えます。
ただし、サイトによっては取引額に応じて必要になる個人情報が増えることがあります。大金であるほど匿名性は維持できなくなりやすいです。
クレジットカード決済手数料の安い順でみる取引所

クレジットカードが使える海外取引所 | 決済手数料 | 対応決済方法 |
---|---|---|
LocalCoinSwap | 1% | Vissa,Master,Paypal等 |
LocalEthereum | 1% | Paypal,TransferWise |
MyEtherWallet | 1% | Visa,Master |
CEX.io | 2.99% | Visa,Master |
BINANCE | 3.5% | Visa,Master |
KyberNetwork | 3.5% | Visa,Master (EUR建9) |
BTCXE | 4% | Visa,Master |
BitMart | 5%(もしくは10ドルの高い方) | Master,Visa,Paypal,ApplePay,Alipay |
Changelly | 10% | Visa,Master |
冒頭でBINANCEでほぼ一択と解説しました。上記をみると特別安いようには見えませんがなぜでしょうか。
それは、BINANCEと違い他の取引所は販売価格が別途、必要となるためです。販売価格とは会社側が対個人に販売する形をとる売買する方法における価格です。
Changellyの場合などは10%ほど取られます。また、
しかしBINANCEに限ってはクレジットカードの決済手数料のみとのこと。明らかにBINANCEだけ特に安くなっています。(BINANCEの詳細記事を見る)
さらに、USDが決済の基本であるため為替手数料も気にしておかないといけません。
ただ、仮想通貨を買うだけですがクレジットカードになった途端に中抜きが多くなってしまいますね。
注意点
クレジットカードでの売買は基本的にはオススメできません。注意ポイントが多いためです。
少なくとも自分で国内から海外へ送金する王道パターンが基本的には安くなります。
ここでは他に頭に入れておきたい注意点をまとめました。
KYC(本人確認)は厳しくなっている
年々、KYCが厳しくなってきました。アメリカのETF上場のための審査や、投資機関のための環境を整えていく流れの中では仕方がないことではあります。
今後もより本人確認などが求められる方法でしょう。本人確認書類にはパスポートを使うことが無難です。
日本語の運転免許証は対応していないことがあります。
不正利用防止のためセキュリティ上の制限
クレジットカード会社側が海外で不正利用されないために決済できないようにセキュリティ設定されていることがあります。
そのため、紹介した取引所で売買できない可能性があります。
もし、利用したいのであればセキュリティレベルを海外でも使用できるように相談する必要が出てくることも。
もし決済できないのであればその点は注意が必要です。
いつ売買できなくなるのかわからない
クレジットカード会社や国の方針で海外の取引所に置いても売買できないような施策を打ってくる可能性はあります。
そのため、BINANCEで今は売買できてもそれが問題となればすぐに決済できなくなる可能性は頭に入れておいたほうが良いかと思います。
決済代行の会社と連携しているパターンがほとんど
今回、紹介したほとんどの取引所においては決済代行会社を提携して仲介に挟んでいます。
Simplex( VISA / Master系 )
PAXFUL(Paypal系)
上記の会社がメインです。Simplexに関してはBINANCEも提携しています。
仮想通貨取引所でクレジットカードを使うメリット
・お手軽
・重要なタイミングでもすぐに購入できる
・少額テストな使い方にも便利
お手軽
通常であれば
日本の取引所へ入金→仮想通貨を購入→送金する銘柄とアドレスを調べる→お目当ての取引所へ送金して着金するまで待つ
上記の手順が必要となります。
クレジットカードで購入すればお目当ての取引所に直接入金されるため手間が殆どかかりません。
重要なタイミングでもすぐに購入できる
「すぐに購入したい」と思ったタイミングで購入できます。
国内取引所と連携している銀行の中には比較的に早く入金できる銀行や、クイック入金サービスを提供しているところもあります。
しかし、国内で取り扱いのない銘柄の場合は購入するまでは時間がかかってしまいすぐに購入することは現実的ではありません。
買いたいタイミングで比較的にすぐに買えるのはクレジットカードの強みです。
少額テストな使い方にも便利
「クレジットカードで買ってみたいけど手数料がちょっと」と思う人もいるかもしれません。
確かに金額が大きくなればクレジットカードで購入するのはオススメできなくなってきます。しかし少額で購入すれば送金手数料と送金までの手間を差し引いても割りに合わないことはない程度に抑えることができるのではないでしょうか。
テスト的に送金するのを便利にしてくれるのがクレジットカード入金です。
クレジットカードで仮想通貨を購入する際の注意点
・個人情報が抜かれる可能性
・カードが対応していない可能性
・安易に借金してしまう可能性
個人情報が抜かれる可能性
ここで紹介した以外の誰も知らないような取引所でクレジットカード情報を入力すると、データが盗まれる可能性があります。
基本的にはBINANCEのような大手取引所の取引所を選んでおけばそのような心配はありません。
しかし、検索しても殆ど出てこないような人気のない取引所ではクレジットカードは使わない方が良いでしょう。
カードが対応していない可能性
よくクレジットカードが対応しておらず入金ができなかったという声を聞くことがあります。
これは、カードが国内でしか使えなかったり、海外でも使えるようカード設定を行ってなかったりする場合があります。
ですので自分の持っているカードで必ず対応しているとは言い難いものがあります。
安易に借金してしまう可能性
カードで仮想通貨を購入できてしまうと簡単に入手できてしまって借金するリスクがあります。
一括返済かもしくは数回程度で収まる範囲で、限度額も自分の生活が破綻しない制限のうちで扱いましょう。
海外取引所でクレジットカードの使い方

ここまで踏まえた上でクレジットカードで購入してみたい、という人は何度も推していますがBINANCEが無難です。
・クレジットカードの手数料が安い
・世界の最大手の安心感がある
・わかりやすい
使い方手順
仮にBINANCEを使う場合、最初にヘッダーメニューにある「Credit/Debit Card」をクリックします。

クレジットカードの画面に変わりました。

通貨をJPYに変更して購入金額(最低限度額があります)を指定します。

「Buy BTC」で購入すればOKです。

BINANCEはBTCの他にリップルやETH、BCHなどの23銘柄の中から選ぶことができます。
クレジットカードが使える海外の仮想通貨取引所 まとめ
殆どの場合において、Simplexが仲介におり販売価格も含めると合計10%程度は手数料が必要そうな状況です。
BINANCEに至っては特別で販売価格がないとのことなので、3.5%の手数料に加えてUSD為替が乗っかるだけで済むので現状ではBINANNCE一択かなと思います。
匿名性を求めてる、Paypalを扱いたいなどの理由があればまた別のものを利用するという流れが良いかなと思います。
ただし、BINANCEは他の海外取引所よりもKYCが求められるため注意が必要です。
BINANCEにおけるクレジットカードで入金するための詳細は【図解説】BINANCE(バイナンス)でBTCをクレジットカード入金させる方法の記事を参考にどうぞ。