「仮想通貨で資産運用をはじめたい」
「もっと安定的に仮想通貨を投資して、資産を増やしたい」
資産運用と投資、同じ意味合いを持っている言葉ですが、実は違いがあります。
資産運用は、リスクを最小限に抑えながら着実に資産を増やしていくことが目的となります。
投資は、ある程度のリスクを抱えながら、利益を最大限追求していくことが目的となります。
そこで、仮想通貨においての資産運用とは、現物取引で将来的に仮想通貨の価格が上昇する可能性を利用して資産を増やすことです。
もう少しわかりやすく例えると、長期(数年~数十年)の仮想通貨現物取引となります。
そのため、資産を単に貯金をさせておくよりも、貯金による金利で資産が増えることはほぼないので、リスクを抑えながらも資産を増やせる資産運用を行なった方が良いのです。
しかし、実際に仮想通貨で資産運用をはじめようと思うと、仮想通貨は誕生して日が浅いせいか、何からはじめればいいのか分からない場合が多いです。
そこで今回は、これから仮想通貨で資産運用をはじめたい人のために、やり方をわかりやすく図解説していきます。
全く仮想通貨の取引をしたことが無い人でも、この記事を読めば資産運用をはじめられるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
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仮想通貨で資産運用を始める3STEP
仮想通貨の資産運用をはじめる方法は、以下の3STEPとなります。
- 銘柄を選定する
- 銘柄を取り扱っている取引所アカウントを開設する
- 取引所へ入金して銘柄を購入する
資産で買う仮想通貨を選び、仮想通貨を取扱っている取引所のアカウントを開設し(口座開設)、取引所へ入金して購入をするだけです。
決して難しいことはないので、3STEPに沿って作業をするだけで簡単にはじめることができます。
では早速、仮想通貨の銘柄を選定する方法から解説をしていきます。
1. 銘柄を選定する
まずは、資産運用を行なう仮想通貨を選定しなければなりません。
好きな仮想通貨を買っても良いのですが、将来的に価格が上昇する可能性がある仮想通貨を選ばなければ、資産運用は失敗してしまいます。
そこで将来性のある仮想通貨を見つけるために、仮想通貨の時価総額や取引量を掲載しているCoinMarketCapを利用しましょう。
CoinMarketCapは国内のサイトではありませんが、日本語に対応しており、ランキング形式で仮想通貨が掲載されているので、非常に使いやすいのです。
CoinMarketCap:https://coinmarketcap.com/ja/

CoinMarketCapのトップページからすでに仮想通貨時価総額ランキングが掲載されているので、こちらを使って銘柄を選びます。
ポイントとしては、時価総額トップ10から好きな銘柄を選ぶようにしましょう。

時価総額が高い仮想通貨なら、将来的にも価格の上昇を見込むことができ、安定した資産運用を行なうことができます。
逆に時価総額が低い仮想通貨では、価格の上昇が見込めずに、数十年経ってみると通貨自体が消滅していたり、価格の変動がほとんど無い場合があるためです。
そのため、CoinMarketCapのTOP10位から銘柄を選びましょう。
ちなみに、TOP10位の通貨でどれを選べばいいのか悩んだ際には、ビットコインを選んではじめましょう。
ビットコインは仮想通貨の中で一番人気があり、時価総額も一番高くなっているため、注目されている仮想通貨となるためです。
2. 銘柄を取り扱っている取引所アカウントを開設する
資産運用を行なう仮想通貨の銘柄を決めたら、銘柄を買うために仮想通貨取引所のアカウント開設(口座開設)をしましょう。
今回は、資産運用でもおすすめのビットコインをGMOコインで購入をする前提として解説を進めていきます。
まずはGMOコインへアクセスしましょう。
GMOコインにアクセスをすると、トップページ右上に「口座開設」のボタンがあるので選択をしましょう。

まずはメールアドレスを入力する必要があるため、入力をして私はロボットではありませんにチェックを入れて「無料口座開設」を選択してください。

登録をしたメールアドレスに、認証メールが送信されます。

下記のメールがアドレスに届くので、掲載されているURLにアクセスをしましょう。
ちなみにメールアドレスが届いていない場合には、迷惑メールフォルダに振り分けられているか、メールアドレスを間違えて入力をした可能性があります。
迷惑メールフォルダを確認して届いていなければ、もう一度メール登録からやり直してみましょう。

メールのURLにアクセスをすると、パスワード設定画面に移行します。
こちらでパスワードの設定をしましょう。

設定をすると、次は二段階認証用の設定があります。
お使いの電話番号を入力し、SMSでコードが送信されるのでそちらを返信すれば二段階認証の設定は完了です。

設定したメールアドレスとパスワードでGMOコインにログインします。
そこから口座開設に必要な、個人情報および本人確認書類を提出すれば開設は完了となります。
後日、郵送にて口座開設の知らせが届くので、そちらに記載されている「口座開設コード」をログイン後画面で入力すれば、口座を利用できるようになります。
取引所へ入金して銘柄を購入する
口座開設が完了したら、次はGMOコインへ日本円を入金しビットコインを購入します。
今回はGMOコインの使いやすいスマホアプリを使った解説を行います。
まずは、お使いのスマホにGMOコインのアプリをダウンロードしましょう。
各スマホのアプリ検索で、GMOコインと入力するとアプリを見つけダウンロードすることができます。
ダウンロード完了後、アプリを立ち上げましょう。
立ち上げると、下記画面が表示されるので黄色枠日本円入出金を選択し、資産運用を行なう金額を入金してください。

ちなみにGMOコインへの入金には、各金融機関で限度額が設定されています。
- 1,000万円:GMOあおぞらネット銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、ジャパンネット銀行
- 999,999円:三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行
上記金融機関は即時入金およびペイジー入金に対応しています。
他の金融機関でも振込入金に対応していますので、お使いの金融機関の振込限度額の範囲で入金をするようにしてください。
入金完了後は、画面下部のメニューから「トレード」を選択しましょう。

GMOコインの取引画面に移行します。
まずは左上に買いたい仮想通貨が選択されているかを確認してください。
今回はビットコインを買うので、BTCと選択ができているので大丈夫です。
こちらの取引画面、取引板と呼ばれるもので、ビットコインの注文状況を確認することができます。
中央の黄色数字「1,048,540」が現在のビットコイン価格です。
それよりも下の赤い数字が、ビットコインの買い手の注文でビットコインを売る際に利用します。
中央よりも上部にある黄色枠で囲まれている青い数字が、ビットコインの売り手の注文となります。
今回はビットコインを買うため、売り手の注文を参考にしながら注文をだします。
ただ、基本的には直近の価格を意識すれば大丈夫なので、現在価格の一つ上「1,050,395」が売り手の最安値となり、こちらの価格で注文を出せば最安値で買うことができます。

価格を決めたら、後は右上の注文ボタンからビットコインを買いましょう。
以上の手順でビットコインを買うことができます。
ビットコインを買うことができれば、あとは長期運用として日々チャートを確認するだけです。
もしも国内で取り扱っていない銘柄だった場合
もしCoinMarketCapで選んだ仮想通貨が、国内取引所で取り扱われていない銘柄だった場合には、海外の仮想通貨取引所BINANCEを利用しましょう。
BINANCEの取扱い銘柄数は非常に多く、CoinMarketCapにおいてのトップ10銘柄であればほとんど取扱いがあります。
そして、入出金や取引手数料が安いため、他の取引所よりもお得に資産運用をはじめることができます。
そこで、BINANCEで仮想通貨を買う際には、国内取引所から仮想通貨を送金し取引をする必要があります。
そもそもBINANCEでは日本円による取引を行うことができないため、国内取引所で日本円から仮想通貨を買い、その仮想通貨をBINANCEへ送金するのです。
国内で取り扱われている銘柄であれば、BINANCEでの取扱いは必ずあるため、ビットコインやライトコインを国内で買いBINANCEへ送金しましょう。
あとは、送金した仮想通貨で資産運用をした銘柄の取引を買えば、資産運用をはじめることができます。
そのため、CoinMarketCapで銘柄を選び、国内取引所での取扱いが無いと分かった場合には、BINANCEのアカウント(口座)も開設しておきましょう。
損切り設定を行う
仮想通貨による資産運用は、長期的な仮想通貨の取引となります。
仮想通貨の価格は、必ず上昇を続けるという確証はないため、場合によっては購入時の価格を下回る恐れがあるのです。
一時的な下落であれば、再び上昇を期待して仮想通貨を保有し続ければ問題ありませんが、中長期的な下落局面となると資産を大幅に減らしてしまう可能性があるのです。
そこで、リスクを限定して資産運用を行なうために、損切りの設定を行いましょう。
損切りとは、一定以上の損失を抱えた場合に、損失がさらに増えるのを止めるために決済を行う手法です。
損切りを行うためには、仮想通貨を買う前に損切ラインを設定しておきます。
例えば、仮想通貨の価格が現在よりも30%減少した価格、運用資産の損失が30%となる価格など、自分が許容できる損失範囲で設定するようにしてください。
損切りを設定しないという方法もありますが、万が一、仮想通貨が暴落した際には、どこまで価格の下落が続くか予測が難しいため、あらかじめ設定しておくことをおすすめします。
資産運用方法はいろいろある
資産運用自体には、株式や為替、金や債券など、様々な方法があります。
仮想通貨の資産運用方法にもいくつかの種類があります。
まず、今回紹介しているのは資産運用でも代表的な方法です。
将来的に仮想通貨の価格が上昇すると予測し資産を仮想通貨に換え、売買差額によって資産を増やす方法です。
仮想通貨には他に、ステーキングと呼ばれる運用方法もあります。
ステーキングとは、仮想通貨を保有し続けるだけで、報酬を受け取れる方法です。
イメージとしては、株式投資における配当金が似たような仕組みとなっています。
ステーキングは、仮想通貨をロック(取引も出金もできない固定状態にすること)をすることで、ブロックチェーンにおけるネットワーク維持に貢献ができる見返りとして、仮想通貨を受け取れるのです。
つまり、仮想通貨を保有し続けるだけで、仮想通貨を増やすことができるのです。
もう一つ良く行われる資産運用としては、仮想通貨のレンディングがあります。
レンディングとは、仮想通貨を仮想通貨取引所に貸し出し、見返りとして金利(利息)を受け取れる方法となります。
現実に行われている、ローンなどが似たような仕組みとなります。
レンディングは、仮想通貨を貸し出した枚数や期間に応じて、金利を受け取ることができます。
貸し出された仮想通貨は、取引所において信用取引を行う投資家の貸し出し分として利用され、その際に支払われた手数料の一部が金利となり帰ってくるのです。
レンディングに関しては、個人間でも一応行うことができますが、資産の持ち逃げや返済不能状態となった際には仮想通貨が返ってこないため、取引所を利用するのが一般的です。
売却の目安をある程度は決めておこう
資産運用は、仮想通貨を購入し価格が上昇を続け、含み益がある程度増えた状態で利確決済である売却を行った際に、はじめて資産が増えたことになります。
つまり、購入した仮想通貨は売却を行うまでが資産運用となるのです。
そこで、仮想通貨の資産運用をはじめる際に、売却の目安はある程度決めておくようにしましょう。
そうすることで、計画的に資産を増やしていくことができます。
例えば、売却の目安については、仮想通貨の価格が2倍や5倍となった際、運用資産が50%以上増加した時など、自分で満足いく目安を設定しておくのです。
しかし、あまりにも高すぎる売却目安は設定しないようにしましょう。
ビットコインの価格が5倍である1BTC=500万円に到達した時、という設定はあまり現実的ではありません。
ビットコインは過去最高200万円しか記録していませんし、500万円はその倍以上の価格です。
無理に高い売却価格を設定してしまうと、売り時を逃してしまう恐れがあったり、いつまでも売却できずに保有を続ける結果となるので、現実的な範囲で設定するようにしましょう。
まとめ
以上が仮想通貨で資産運用をはじめる方法の解説となります。
仮想通貨では、値動きの激しさを利用して、短期的に売買を繰り返し利益を得る投資が一般的と考える人も多いです。
しかし、仮想通貨自体は優れた機能を持つ通貨であり、将来的に利用や普及が見込まれおり、価格の上昇を十分に期待することができます。
そのため、仮想通貨を資産運用として活用するのは十分有効であり、値動きの早さから他の資産運用方法よりも早く目的を達成できるかもしれません。
もちろん、仮想通貨も常に価格が上昇を続けているので、他の資産運用同様に損失が発生してしまうかもしれません。
できる限りの対応として、損切りを設定したり、仮想通貨の情報やチャート分析を行うようにしましょう。
ただ、上昇を期待して仮想通貨を買うのはギャンブルです。
出来る限りギャンブル性を排除して、リスクを限定して資産増加を狙うのが資産運用となります。
ぜひ、着実に資産を増やしたい人は、仮想通貨の資産運用をはじめてみましょう。