ビットコイン(仮想通貨)のドミナンス理論で今後を占う方法

ビットコイン(仮想通貨)のドミナンス理論で今後を占う方法
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0.9円のリップルを買って最高6000万円まで資産を築く→投資金を全て失い辛酸をなめる。投資歴4年目。釣りにハマっています。現在は"生き残るためのトレード"をエリオット波動の分析で確立して利益を出せるように。
    初心者A
    ビットコインの情報を追っていると、”ドミナンス”という用語をよく目にする。
    初心者B
    ドミナンスの見方をマスターして、売買基準に役立てたい。

    なんて目的を持つ、読者の方を対象に当記事はビットコインのドミナンス理論について解説します!

    そもそも、ドミナンスとは英語の「dominance」が由来であり、「優勢度、支配、占有率」などの意味を持ちます。
    こうした語源から、「ビットコインの資金(時価総額)が仮想通貨市場において、どのぐらい占有しているか?」を示します。

    実際、テクニカル分析をメインとするビットコイントレーダーである筆者も、ドミナンスのはチェックは定期的に必ず行うほど。

    「ドミナンス」について理解を深めれば、市場の全体的な流れを読んで売買に役立てられるはずですよ!

    ビットコインに特有な傾向を示す「ドミナンス理論」とは?

    冒頭にて、ビットコイン(仮想通貨市場)でよく耳にする「ドミナンス」の概要について、少し触れました。

    ここでは、ドミナンス理論を抑える上で知っておきたい知識から、「理論」とされるドミナンスの詳細な情報などを、ご紹介します。

    具体的には、下記の通り。

    • ビットコインの市場占有率?ドミナンスの基礎知識について
    • (繰り返されるマネーの循環)ドミナンス理論を詳しく解説
    • ビットコインのドミナンスをチェックする方法は「3つ」あり

    と、ドミナンス理論に関して必ず抑えておきたい必須知識を一つずつ、解説していきますね。

    ビットコインの市場占有率?ドミナンスの基礎知識について

    先述したように、「ドミナンス」とは、英語で「dominance=優勢度、支配、占有率」などを意味することをご紹介しました。

    そして、日本語の意味の通り、ビットコイン(仮想通貨市場)における「ドミナンス」とは、「市場全体においてどのくらいビットコインがシェアを占めているかを示すもの」となります。

    例として、もし仮想通貨市場全体の時価総額が「200兆円」だったとし、ビットコインの時価総額が「100兆円」の場合、ビットコインドミナンスは幾つになるでしょうか?

    簡単な問いだとは思いますが、全体の半分を占めるためドミナンスは「50%」となります。

    このように、仮想通貨市場の発達が進むに連れて一部の投資家がドミナンスへ着目するように。

    市場に流れる資金の循環を把握し、相場の傾向を掴む上で参考になることから注目されているのです。
    今日では、多くの仮想通貨投資家・トレーダーが参考としている指標の一つにもなっていますよ。

    (繰り返されるマネーの循環)ドミナンス理論を詳しく解説

    ドミナンスの意味をご紹介したため、ここでは「ドミナンス理論」についてチェックしてみましょう。

    早速ですが、「ドミナンス理論」では各期間によって特有の性質を持つ特徴があります。

    それは、下記の表の通り。

    *上記画像は、「BTCドミナンス」と「BTC価格」を表示させたもので、読み進めていく上で参考にしてみてください。

    ドミナンス理論における各期間特徴
    価格下落している期間ビットコインドミナンスが、「48〜52%」を推移しており、市場全体の価格下落が続く局面。
    *ドミナンスは、相場の状況次第で、より低い数字になる場合もあり。
    価格暴騰している期間価格下落から価格上昇の期間に突入し、ビットコインドミナンスが「48〜52%」を超えてきたタイミング。
    日足レベルでの、高値をマークすることで市場の活気も高まる時期。同時に、ビットコインの価格上昇が一服すると「アルトコイン」への資金流入・価格上昇を観察できる。
    価格暴落している期間ビットコイン価格の軟調、継続的な下落を確認する時期。
    また、ビットコインドミナンスも低下し、価格暴騰していたアルトコインも下落を始める。
    最終的に、ビットコイン・アルトコイン共に大幅な価格下落が発生する。

    というように、ドミナンス理論ではビットコイン及び、仮想通貨市場全体の市場サイクルを分析できる強みがあるのです。

    年単位で仮想通貨市場での取引経験があるのであれば、ドミナンス理論の解釈も容易かもしれません。

    そのぐらい、年単位の相場サイクルでドミナンスの変化が市場へ大きな影響を与えると考えられているのです。
    ただ、これだけの説明ではこれから仮想通貨市場で取引を積極的に行いたい人にとって、解釈が難しいのも事実。

    そこで、市場参加者の「心理変化と資金の流れ」に当てはめながら「ドミナンス理論」を学んでみましょう。

    1. 「ビットコインが最高値を更新!」という波に乗り遅れたくない新規参入者によって、「ビットコイン買い」が積極的に行われる。この時、「ビットコイン価格の上昇」と「ビットコインドミナンス」が増える。
    2. ビットコインの価格上昇が一服し、上げ幅に余地がないと判断すると「ビットコイン」から「アルトコイン」へ資金が流入し始める。
    3. 新規参入者による「買い」も行われ、「数日で◯倍」のようなアルトコインの異常な価格上昇が発生。いわゆる、「アルト祭り/アルトバブル」が確認できる。
    4. ビットコイン価格は軟調(上昇一服)、下落が起き始め、ビットコインドミナンスも減少する。
    5. アルトコインの価格上昇も落ち着くタイミングで、ビットコインが暴落。アルトコインも同様に大幅な価格下落を伴う動きになる。
    6. アルトコインは、ビットコインよりも下げ幅が大きいため、暴落によってアルトコインからビットコインを保有する人が増え始める。ビットコインへの資金流入が起きるため、ビットコインドミナンスも増加。
    7. 暴落の調整期間、資金の流入が増えてきたタイミングで上昇相場へと転換する。アルトコインの価格は暴落水準、あるい対ビットコイン価格に対して低い水準で価格の上昇を確認。
    8. ビットコインドミナンスの増大、そして、ビットコイン価格へ高値更新に向けた暴騰へ。
    9. 上記、一連の流れが繰り返される。

    いかがでしょうか?

    少し長い説明となりましたが、仮想通貨市場のサイクルはドミナンス理論と密接に関係し、客観的に相場分析する上で重要となります。

    それは、ビットコイン相場を分析していく上で、ドミナンス理論を用いれば「今、どのような段階にいるか?」をおおよそ検討できるため。

    ですから、上述した流れを頭に叩き込んで活用してみてくださいね!

    ビットコインのドミナンスをチェックする方法は「3つ」あり

    ビットコインのドミナンスを確認する方法としては、下記の3つ。

    • CoinMarketCapのチャートグラフを用いて確認する
    • TradingView にて指標を追加してチェックする
    • Twitterを活用した分析をする

    と、ドミナンスを詳しく調べられるサイト・SNSについてご紹介します!

    CoinMarketCapでは、一目で時価総額の高い仮想通貨銘柄を参考にしたドミナンスを確認できます

    上記画像のように、もっとも占有率の高いビットコインは「オレンジ色」。

    加えて、イーサリアムやリップル、テザーなどの通貨もグラフ上に表示されているのが分かります。

    活用方法としては、市場が強気である期間は、ビットコインドミナンスが減少し、アルトコインのドミナンスが上昇しているのを分析。

    反対に、弱気な相場ではビットコインへ資金が集中しているのも分かりますね。
    とにかく見やすいため、定期的にドミナンスを確認したい人にもおすすめできるサイトですよ。

    TradingView は高度なチャート分析をできる環境を提供している投資プラットフォームサイト。

    MARKET CAP BTC DOMINANCE, % (CALCULATED BY TRADINGVIEW)」を参照にすれば、上記画像のようにビットコインドミナンスを確認できます。

    さらに、Tradingviewの上部タブをクリックすると「比較」という項目があり、銘柄を指定してドミナンスとの比較検証も行えるメリットあり。

    より詳細な分析をしたい方におすすめなサイトになっています。

    プロおに

    Tradingviewは、高度なテクニカル分析をするのにも最適な投資分析専門のプラットフォームサイト。

    ゆえに、Tradingviewのチャートを搭載している取引所もあり、「リアルタイム性」「即座に売買判断を行う」の点で非常に使い勝手が良い。
    詳しくは、「【損しない】仮想通貨のおすすめ海外取引所【2021年最新】」にて、仮想通貨取引所を紹介しているぞ!


    即座にリアルタイムなドミナンス情報を取得するなら、「BTC情報アラート」がおすすめ。

    世界中の取引所から大手情報サイト等の情報データを元に、様々な分析結果をツイートしてくれるbotです。

    随時、ビットコインドミナンスについても公表しており、現在価格や出来高の推移と伏せて確認できます。

    著名トレーダーなども参考にしており、引用した発言なども行われる場合があるので参考にするのも一つの手段でしょう。

    (資金の流れを読む) ドミナンス理論を駆使した実践的な投資方法

    ドミナンス理論に関して一連の解説をしましたが、ここでは投資・トレードに活かす実践的な方法について解説します。

    主に、3つの手法があり、

    •  価格チャートとドミナンスの関係性から「資金の流れ」を把握する
    • ビットコイン・アルトコインのドミナンス比率から相場を分析
    • 「ドミナンス理論」をテクニカル分析と併用して分析してみる

    となります。

    最初は難しく感じるかもしれませんが、経験と継続的な活用によって使いこなせるようになるはず。

    一通りの手法について、触れてみてくださいね!

    価格チャートとドミナンスの関係性から「資金の流れ」を把握する

    オーソドックスな方法としてて、価格チャートとドミナンスを反映したものを比較して分析する方法があります。

    上記画像は、先述したTradingviewの「MARKET CAP BTC DOMINANCE, % (CALCULATED BY TRADINGVIEW)」を参照としたもの。

    ローソク足は「ビットコインドミナンス」であり、オレンジ線は「ビットコイン価格」を反映。

    ピンク文字で記しているように、左側から「ビットコインドミナンスが上昇しているが、ビットコイン価格は下落している」。

    そして、真ん中では「ビットコインドミナンスが上昇しており、ビットコイン価格も上昇していることから、上昇トレンドの開始を確認」。
    さらに、右側の暴騰期間では「ビットコイン価格の異常な暴騰とビットコインドミナンスの軟調・減少を確認。その後、ビットコイン価格は暴落。」

    ということが分かります。

    トレンドや値動きの性質から相関・逆相関する両者のデータを参考にすることで、精度の高い分析・売買への実践が行えるでしょう。

    ビットコイン・アルトコインのドミナンス比率から相場を分析

    ドミナンス理論を用いる際、ビットコインとアルトコインは「資金の流入比率」を見るという点で、切っても切れない関係です。

    ですから、ビットコイン・アルトコインのドミナンス比率を比較することは、得られる情報も格段に増えます。

    下記画像は、2021年3月から5月下旬にかけての仮想通貨市場における価格推移を示したもの。

    一方、こちらの画像は上記と同じ期間における仮想通貨市場のドミナンスを示したものです。

    日足レベルでの高値更新をするも、価格は横ばい気味になっているのが分かりますよね。

    同時に、ビットコインのドミナンスを見てみると減少しているのが分かります。

    今回の場合、注目したいポイントは「ETH」のドミナンスが増加していること。

    アルトコインのなかでも、イーサリアムへの人気が加熱していたことが分かり、ビットコインから資金が流れ込んでいたと推測できるでしょう。

    価格の高止まりからビットコインドミナンス減少は、相場の一服感があり、大幅な価格下落になることを事前に察知したいところ。

    要するに、「利益確定」や「リスクヘッジ目的のヘッジショート」、「短期的なショートポジション」などの売買を検討できることが分かります。

    NAO
    両者のドミナンス比率を見ることで、売買チャンスから危険察知にまで役立ててみてくださいね。

    筆者は仮想通貨投資を始めたての頃、高値圏のビットコイン市場に対して、アルトコインに資金が流入していることに気づけませんでした。

    「王道はビットコイン」と思い込み、買ってみるも、結果としてビットコインは下落。

    しかし、アルトコインは爆上げを続けていきましたが、最終的にはどちらも暴落してしまい損切りしました。

    今思えば、ドミナンスの変化が起きていたと分かりますが、その「違和感」に気付けなかったのは悔しい思い出です。

    「ドミナンス理論」をテクニカル分析と併用して分析してみる

    「ドミナンス理論だけ」を用いた分析方法としては、上記の2パターンとなり、意外にもシンプルなものです。

    そして、データを参考にする観点からも、「ファンダメンタルズ分析」としての要素が高いのがドミナンス理論の特徴でもあります。

    以上のような背景を踏まえ、取り入れたいのがチャートの値動きや規則性、相場の過熱感を分析できる「テクニカル分析」。

    この記事に訪れるあなたは既に、テクニカル分析について詳しいかもしれません。
    ただ、ドミナンス理論のような「ファンダメンタルズ分析」と、チャートを元に分析する「テクニカル分析」を合わせて活用すればお互いのメリット・デメリットを補完できます。

    この視点を忘れずに、両者を併用したいところ。

    一例として、「2021年3〜5月」における価格チャートとドミナンスチャートを参考に分析を行ってみましょう。

    はじめに、ドミナンスチャートから分析。

    ジリジリとビットコインのドミナンスが減少していることが分かり、高値圏に推移しているにも関わらず、資金が抜けているのが確認できます。

    他方、同時期の価格チャートに「トレンドライン」と「RSI」を表示。

    下値をサポートする「トレンドライン」を起点に価格推移していましたが、相場の過熱感を分析する「RSI」を確認するとダイバージェンス(上値の重さを意味する逆行現象/この場合、下降を示唆)が発生。

    結果として価格は暴落しており、ドミナンスチャートを見ると、暴落後にドミナンスが増加(暴落が一服し、アルトコイン銘柄等から資金が流入)しています。

    テクニカル分析も合わせて活用すれば、分析判断の一助になると実感できるはずですよ。

    因みに、「ビットコインで人気のトレード手法まとめ【初心者おすすめ】」では、数あるテクニカル分析のなかでも、仮想通貨投資により最適な手法を厳選して解説しているのでチェックしてみてくださいね!

    ドミナンスを活用した投資・トレードにおける注意点とは?

    筆者は仮想通貨投資を始めたての頃、高値圏のビットコイン市場に対して、アルトコインに資金が流入していることに気づけませんでした。
    「王道はビットコイン」と思い込み、買ってみるも、結果としてビットコインは下落。
    しかし、アルトコインは爆上げを続けていきましたが、最終的にはどちらも暴落してしまい損切りしました。

    今思えば、ドミナンスの変化が起きていたと分かりますが、その「違和感」に気付けなかったのは悔しい思い出です。

    ドミナンス理論は、2017年頃に一部の仮想通貨投資家の間で流行りだしたのが元です。
    現在では、多くのトレーダー・投資家が参考にしている指標で、分析すえう上で信頼性の高い指標の一つになっています。
    けれども、市場全体の心理的変化によって生まれた理論であるため、今後も継続して効果のある指標になる可能性は保証できません。

    ゆえに、仮想通貨市場だけでなく、金融市場全体を見通したマクロ的な観察眼も求められます。

    例えば、ビットコイン同様で市場での歴史も長い「ゴールド」。

    同じ逃避資産として人気ですが、両銘柄は定期的に相関・逆相関の関係にあります。

    仮に、ゴールド価格が上昇しているのにビットコイン価格が下落している場合、ビットコイン市場の資金がゴールドに向かってると推測できるでしょう。
    逆も然りで、株式市場や他の商品銘柄でも同様です。

    さらに、市場の重要人物や組織、イベントの動向によってガラリと市場に変化が起きる可能性もアリ。
    「絶対はない」ということを念頭に、ドミナンス理論を使い倒してみてくださいね!

    (2021年5月後半〜) ドミナンス推移から予想される今後のビットコイン市場の展開

    最後に、ビットコインドミナンスの推移から、2021年中旬から今後の中・長期的な相場の展望について、独自リサーチの結果をご紹介します。

    以下の画像は、オレンジ線の「ビットコイン価格」とローソク足で表示した「ビットコインドミナンス」です。

    2021年5月下旬時点では、薄い青枠のようにビットコイン価格が暴落。
    直前に、減少していたドミナンスは反発しており、価格の調整(レンジ)を挟み、上昇へ向かうかを見極めたいところ。

    もし、上昇トレンドへ推移するならば赤線のようなドミナンスの増減を経て、価格が徐々に上昇していくでしょう。

    しかしながら、まだ下落トレンドが続いていると考える場合、もう一段の下落が想定されます。

    その場合、赤線のように一時的な反発はするも長期的にドミナンスが減少していくでしょう。
    想定されるシナリオとしては、大きな反発局面でのビットコイン価格上昇によって、アルトコイン銘柄にも資金が流入。

    その後、ビットコインのドミナンスが低下して価格が下落し始めると、アルトコインも売られる弱気な市場が形成されるでしょう。

    まとめ

    今回は、ビットコインを対象としたドミナンス理論について基礎知識から実践的な活用方法まで解説しました。

    小さな市場だった仮想通貨市場も、今日(2021年5月時点)では全体の時価総額が一時的に「200兆円」を突破。
    金融市場で徐々に力を付けている市場であることは間違いなく、今後もドミナンスの動きには注目したいところ。

    ただし、アルトコイン銘柄や他市場の影響も受けることから、複合的にドミナンス理論を使いこなすようにしてくださいね!