【2020】仮想通貨エニグマ(ENG)とは何?基本をわかりやすく解説

【2020】仮想通貨エニグマ(ENG)とは何?基本をわかりやすく解説

「海外取引所でEnigmaのシンボルを見かけたけど、どういう仮想通貨かな?」

「イーサリアム系列の仮想通貨として、Enigmaの存在を知ったけどどういった特徴があるの?」

仮想通貨「Enigma」は、アメリカの名門大学であるマサチューセッツ工科大学(MIT)にて開発された通貨です。

結論から申しますと、イーサリアムのブロックチェーン機能を補助する役割があり、今後の注目が期待されている仮想通貨の一つです。

そこで、この記事ではEnigmaに関する基本情報、特徴、将来性の観点について詳しく解説します。

仮想通貨「Enigma」の基本情報について

はじめに、Enigimaに関する基本情報について一覧表をチェックしてみましょう。

仮想通貨トークン名称公開年月発行上限枚数公式ホームページホワイトペーパー
Enigma(エニグマ)ENG2017年11月150,000,000ENGhttps://enigma.co/https://enigma.co/enigma_full.pdf

端的に説明しますと、Enigmaのプロジェクトでは独自のプロトコルを用いることで暗号化したスマートコントラクト(契約)の実行とオフチェーン 処理によるスケーラビリティ問題の解決を実現しています。

Enigmaのようなプロジェクトが発足された背景は、ビットコインやイーサリアムの画期的な技術に潜む負の側面を克服するためです。

というのも、パブリックなブロックチェーンによるトランザクションは誰もが取引履歴を確認できます。送り手と受け手、どのくらいの送金かなどを全て確認できてしまうのです。

実際では、トラストレスな処理が行われているので透明性が高く、セキュリティ上の問題は発生しにくいです。しかしながら、企業等での実用化を進める上では透明性の高すぎるブロックチェーン技術は嫌煙されがちです。

もし、あなたの銀行口座が名前が非公開であってもインターネット上で見れてしまったら良い気分はしないことでしょう。それと同じく、個人情報をさらけ出してしまうブロックチェーンにより秘匿性を持たせたい声が一定数あります。

加えて、イーサリアムのような主要通貨では人気が高まるにつれて、トランザクションの遅延(スケーラビリティ問題)とガス代(手数料)が高くなってしまう課題があります。

このようなブロックチェーンのプライバシー問題とスケーラビリティ問題を解決するために、Enigmaプロジェクトは立ち上げられました。

Enigmaの主な特徴について

Enigmaに関する基本情報について触れましたが、ここではより深い特徴について触れます。

具体的には、

・Enigmaのシークレットコントラクト

・Enigmaの3つに分類されるレイヤーについて

・オフチェーン利用によるスケーラビリティ問題への対策

の3つです。大切な要点を絞って解説していきますね。

Enigmaのシークレットコントラクトとは?

Enigmaのシークレットコントラクトは、秘匿性を保ちながらイーサリアム上のスマートコントラクトにて取引を実行できます。

基本情報の項でもご紹介したように、イーサリアムのスマートコントラクトでは、契約の詳細やアドレスが公に公開されてしまいます。直接的なハッキング被害に繋がる訳ではありませんが、プライバシーは低いと言わざるを得ませんよね。

ユーザーのプライバシーや隠しておきたい情報が保護されないことは、場合によっては大問題となります。それゆえ、Enigmaのプロトコルではスマートコントラクトに乗せられるデータを暗号化・秘匿化して計算できるようにします。

確かに、ブロックチェーンの導入によって、取引時に複数人の署名が行われることで透明性の高さが実証されました。しかし、あらゆる産業での使用を想定すると、プライバシー保護の観点からは、とても安全とは言えない状態でした。

ですので、スマートコントラクトで扱われる元データをEnigmaプロトコルで暗号化することで、秘匿性の高い取引が行われるようになるのです。

Enigmaの3つに分類されるレイヤーについて

Enigmaは3つのレイヤーに分かれて、各機能が稼働しています。

最下層であるレイヤーはプロトコルレイヤーで、オフチェーンに接続して、シークレットコントラクトを実行します。

中間層である、レイヤーはプラットフォームレイヤーと呼ばれており、シークレットコントラクトや分散型ストレージ機能を駆使してデータ販売市場の構築が行えます。

データ販売市場の構築では、Enigmaをトークンとしたデータの売買が行えるように開発が進んでいます。

最後の上層レイヤーはアプリケーションレイヤーで、シークレットコントラクトの技術を用いて分散型アプリケーション(Dapps)の構築が行われます。

こちらも、データ販売市場において活用するためにアプリーケーション開発が進捗しています。

オフチェーン利用によるスケーラビリティ問題への対策

Enigmaは、イーサリアムの1stレイヤーであるパブリックチェーンの下層となる2ndレイヤーとして機能しています。

2ndレイヤーとなることで、スマートコントラクトによる手数料を押さえたり、スケーラビリティ問題を解決するサポートが行えます。これらは、Enigmaがオフチェーン上でデータを管理することで別のノードを立てて、処理できるためです。

既存のシステムでは、1stレイヤーにおける全てのノードで、データを共有・処理していたので効率性が落ちていました。

オフチェーン上で処理することでチェーンへの負荷を抑えながら、よりスピード感のあるトランザクションが実行できるようになりました。

結果として、頻発していたスケーラビリティ問題を大幅に改善できるようになっています。

他にも、Enigmaには分散型ストレージ機能があることで、データの記録を分散化して保有しておくことができます。取引が増大になったとしても、サーバーへの負担を抑えられるメリットもありますよ。

Enigmaの将来性について

続いては、Enigmaに関する将来性についても分析してみましょう。

今後、Enigmaが使用され得るケースとは?

Enigmaはデータ販売市場にて活用が見込まれており、暗号化したデータの売買が可能となります。

シークレットコントラクトの技術を用いることで、データの暗号化は可能なのでプライバシーが重要とされる市場で導入の見込みがあります。

一例ですが、データを扱う市場は

・ファイナンス

・クレジット/担保

・医療

・遺伝子解析

・消費者の行動履歴/購入履歴

などが挙げられます。

一般的に、個人のデータが第三者に渡る際はNDA契約の締結を結ぶ必要があったり、煩雑なやり取りが行われます。ただし、Enigmaのプロトコルを活用することでデータ市場におけるプライバシー保護の自動化が進んでいくでしょう。

現状、人手を介したプライバシー保護は絶対的な安全性が確保されている状態ではないので、Enigmaの需要が増えることが期待されています。

2020年2月からメインネットの開始

Enigmaは2019年12月からプライバシー保護を強化する独自のエコシステムを運営するため、複数のノードを立てるテストネットを行ってきました。

そして、検証が終わったとされる2020年2月。テストネットで安定的な運営をした20のノードによって、メインネットのブロックチェーンが発足しました。

Enigmaのプロジェクトが本格的に稼働したので、今後の進展も期待されていますよ。

*公式サイトから発表された記事では、メインネットのローンチについて触れられています。

まとめ

今回は、Enigmaに関する基本情報、特徴、将来性について詳しくご紹介しました。

Enigmaは、イーサリアムのスマートコントラクトを下支えする機能的価値があり、データを暗号化して秘匿性の高い取引を実現します。

データを貴重な存在とする市場は多く、ブロックチェーン技術に着目する企業は強い関心を持っています。

今後、Enigmaがデータ市場において高い関心を寄せられるかもしれないので、注目していきましょう。