最大レバレッジ2倍の規制で国内の仮想通貨取引所はなぜイケテナイになるのか

最大レバレッジ2倍の規制で国内の仮想通貨取引所はなぜイケテナイになるのか

国内取引所のレバレッジ規制は2017年以降、年を追うごとに厳しくなりました。

もともと25倍程度までのレバレッジができましたがこの記事のタイミング(2020年4月27日)においては4倍です。

国内で仮想通貨が資産として法律で認められたことによる処置であるかと思われます。国が仮想通貨を”暗号資産”という読み方で呼びかけもするようになりました。

さらに基準はアメリカのブローカー向け先物取引所であるCMEに合わせてレバレッジをさらに2倍へと規制する方針で金融庁は固めました。すでに国内取引所へ6月までに2倍になるよう要請が出ています。

とはいえこうした極端なレバレッジ規制は一見、投資家のリスクを減らし無茶なトレードを行う人を減らしてくれるように見えます。

ところが実際のところ取引所もろともより危険な状況に陥れるリスクがありました。

赤字を垂れ流し続ける取引所

「現状、仮想通貨交換業全体のPL(損益計算書)は真っ赤な状態です。向こう半年では、交換業の廃業や合従連衡が起きる可能性もあります。相場の格言「山高ければ谷深し」で言えば、2017年の高い山に対し、2020年は深い谷底に当たると思います。」

仮想通貨交換業は“真っ赤”、2020年は業者の廃業もあり得る (bitbank CEO) – coindesk

日本における取引は、大きく現物取引とデリバティブ取引に分かれます。出来高でいうと、現物取引1に対してデリバティブは7-8くらいあります。デリバティブの市場が大きいので、デリバティブの基盤を持っているところはやれているという状況です。

仮想通貨交換業は“真っ赤”、2020年は業者の廃業もあり得る (bitbank CEO) – coindesk

上記は国内の老舗な仮想通貨取引所であるbitbankのCEOのコメントです。

現状、比較的に老舗のbitbankでなんとか黒字を保っているようですがbitbankと同等以上に利用者と取引高をほこる取引所は指で数える程度にしかないでしょう。

そして市場の7、8割はレバレッジの出来高によって業者は支えられていました。これはつまり取引所の殆どはレバレッジの利益に支えられているということです。

一方でレバレッジの規制だけでなく昨今のハッキングに対するセキュリティ強化や金融庁に目をつけられないようコンプライアンスの強化にコストが重なり赤字になっているようです。

そこへ来て更なるレバレッジが4倍から2倍への規制。出来高がシンプルに2分の1になってしまえば利益も半分です。現状で赤字が出ているにも関わらずです。

利用者からすると規制の緩和する見通しも見えず黒字になる未来の見えない取引所を利用するのは心配になりますよね。

万が一倒産されると顧客の資産が全額戻ってこない可能性もある

会社が倒産してしまうと顧客の資産は当たり前ですが債権となります。

倒産した会社はたいてい金策もないでしょうし顧客へ返金できなければ、取り立てるための手続きコストの方が返ってお金がかかってくるかもしれませんので泣き寝入りとなってしまう可能性もあります。

GMOやYahoo!しかり名だたるIT企業の関連グループが関わっている取引所の場合はそう簡単に倒産することはないでしょうが、幸行きが良くない国内の取引所業界に資産を預けたままにしておくのは心もとないでしょう。

過度なレバレッジ規制は業界のピンチに拍車をかけてイケテナイ状況を生み出してしまう

“投資家保護”や”法律の整備”はとても大切ですが、レバレッジ2倍は果たして妥当なのかは微妙なところです。

どんなに投資家を守れたとしても、取引所側が倒れてしまっては顧客もろとも共倒れだからです。

また国内で規制を厳しくしたところで利用者からすると海外の取引所を利用すればいいや。と利用者が海外へ逃げて行ってしまいます。

国外へお金が逃げて行ってしまうと国全体までもがマイナスの状況となってしまうのではないでしょうか。”三方悪し”な状況です。

国内取引所をあえて使うメリットは何かを思い直す

国内取引所に資産を預けている限り、不透明すぎる金融庁の動きをよくチェックしておかなければなりません。

取引所に最後の一撃を与える規制を強いる可能性だってあり得ます。

しかし、そこまで注意を払いながら仮想通貨を扱うメリットはあるのでしょうか。

仮想通貨やハイリターンそのものに興味があるのであれば別ですが、その場合はしっかり黒字で運営できている海外取引所も候補に上げてみても良さそうです。

海外取引所の方がデメリットは小さい

あくまで現状の国内取引所の状況を見ると、海外取引所の方がメリットは多いように思います。

国内取引所のデメリットな状況

・規制に翻弄されて赤字が続き状況はより悪くなってきていて回復する見通しもない状況

・2017年度の盛り上がりは過ぎ去りアクティブなユーザーが増える見込みがあまりない

・取引高が世界の取引所と比べて小さいため

・英語アレルギーの人にとっては辛い

・日本語での情報が少ない

・本社のある国の規制に左右される(大きな取引所は規制のゆるい国に本社を置いている)

海外取引所の場合は、自助努力でなんとかなるデメリットが殆どです。しかし国内取引所の場合は取引所側に資産の命運が左右されてしまいます。

手数料や取引高と行った金銭的なメリットも殆どの場合は大手の海外取引所が上回ってお得になっています。

海外取引所ももちろん100%安全ではありません

もちろん、海外取引所の中でも大手のものは利用者が多い分、事件も少なくありません。

個人でできる基本的なセキュリティ対策を行っていればよっぽど運が悪くなければ問題ありません。

そうしたところが全く分からない、不安を大きく感じるのであれば国内取引所で良いでしょう。

おすすめ海外取引所

比べるとやっぱり海外取引所が良さそう。でも仮に海外取引所を使うとすれば一体どこが良いんだよ

と思った人に対してはいくつかおすすめの海外取引所をピックアップしました。

Bitterz

Bitterzは新興の海外取引所ですが日本人が規制の優しい国で立ち上げた日本人発の海外取引所です。

日本の規制を受けないで、日本人による日本のサービスが海外で受けられる取引所ということで海外取引所の界隈で注目を集めています。

国内の過剰な規制に対してユーザーが選べる面白い選択肢ではないでしょうか。英語が苦手な人であっても日本人のサポートが受けられます。

英語が理由でためらっているのであれば有力な候補になります。

Bitterzってどんな取引所?詳細記事をみる

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bybit

レバレッジをやりたいと思ったらbybitで基本的に間違いありません。

他にもCryptoGTなどの似た取引所はあります。しかしなぜbybitが良いのかに関しては売買手数料や慣れた人のトレードスタイルを考えると”最終的にbybitへ落ち着く”と考えるからです。

というのもbybitは「指値注文」の手数料が安いです(むしろ手数料がマイナス)。

トレードにある程度慣れてくると、誰しも「指値注文」をメインに扱うようになります。

ただでさえ安いスプレッド手数料に加えてマイナス手数料の「指値注文」が挟まると業界トップでお得にトレードできます。

「成行注文」が今後もメインで扱うよ、という人であればCryptoGTで良いでしょうが、殆どの人はハイレバレッジ(最大100倍)対応可でアルトコインのスプレッドも小さなbybitが総合的にお得になりやすいです。

ですのでレバレッジメインであればbybitほぼ一択でオススメします。

(元々はBitMEXをおすすめしていましたがBitMEXは日本人居住者へのサービス提供を終了してしまったためほぼ同一機能であるbybitをおすすめしています。)

bybitってどんな取引所?詳細記事を見る

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BINANCE

BINANCEは仮想通貨のデパートのような取引所です。

BINANCEが提供しているサービスだけで殆どの取引所が提供しているサービスを含めています。

それでいて手数料も殆どの場合で安いです。取引高が大きく、ニッチな仮想通貨のスプレッド手数料も小さいです(スプレッドの狭さは重要)。

トレード以外の選択肢も豊富です。仮想通貨の貸付、保有するだけで年利がもらえるサービスの提供(ステーキング)などもあります。

Binanceってどんな取引所?詳細を見る

Binanceへ登録する

まとめ

国内は金融庁による過剰なレバレッジ規制で帰って業界全体でのリスクが大きくなってしまいました。

これまでは国内は国内で安全に売買できますよと考えていましたがここ数年はどうなるのか分からないのが正直なところです。

そのため、全資産を国内一点に集中するのではなく、ある程度は海外取引所に資産を移してみることも検討してみてはどうでしょうか。

自分の責任にないところで損するのは嫌ですよね。

「お得な海外取引所を知りたいなあ。」という人は【損しない】仮想通貨のおすすめ海外取引所の記事をどうぞ。