ビットコインのロングとショート比率を分析して買い時と売り時を見極める方法

ビットコインのロングとショート比率を分析して買い時と売り時を見極める方法
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0.9円のリップルを買って最高6000万円まで資産を築く→投資金を全て失い辛酸をなめる。投資歴4年目。釣りにハマっています。現在は"生き残るためのトレード"をエリオット波動の分析で確立して利益を出せるように。
    初心者A
    仮想通貨FXって、ロング/ショートの比率が重要指標の一つらしい
    初心者B
    ポジションの比率から相場の見極めをする方法を詳しく知りたい

    プロトレーダーを中心に、本格的なトレーダーが参考にしている指標として「ロング/ショート比率」があります。

    これは、レバレッジ取引が行われる仮想通貨市場にて、どちらの売買ポジションが多いかを示すもの。
    両者のバランス関係を見ることで、相場を動かす要因を探ることができます。

    「絶対こうなる」みたいな指標ではなくとも、相場の過熱感を察知可能。

    ゆえに、相場歴4年となる筆者もトレードする際に重要な指標としていました。
    当記事では、そんな「ロング/ショート比率」の基本から、見方について詳しく解説。

    きっと、テクニカル分析だけに依存しない独自の相場観を養えるはずですよ!

    仮想通貨のロング/ショートの比率って何が分かる?(一般的な基礎をチェック)

    はじめに、ロング/ショート比率で分かることから、それぞれの比率が高い場合の特徴について解説します。

    • ロング/ショート比率で何が分かるのか?
    • ロング比率が高い場合の特徴
    • ショート比率が高い場合の特徴

    と順を追って、理解を深めていきましょう!

    ロング/ショート比率で何が分かるのか?

    ロング/ショート比率は「売買比率」とも呼ばれており、「買い」「売り」のポジション比率が分かるもの。

    主に、主要銘柄であるビットコインやイーサリアムで見ることが多く、相場全体の流れが把握できます。
    これだけ読むと、売買の偏りから相場を予測できるため強力なツールに思えるかもしれません。

    ですが、実際のところは大口投資家を主導とした相場を動かす売買が行われています。

    絶対的なセオリーはなく、以下で解説するような「買いが優勢」「売りが優勢」な時の傾向から相場分析を行うのがおすすめ。

    売買ポジションの偏り、そして、テクニカル分析などの他の分析要素を加味すると強力な武器になりますよ!

    ロング比率が高い場合の特徴

    まず、ロング比率が高い場合は「買い」のポジションを保有している人が多い状態を意味します。

    ロングポジションが多いということは、相場の上昇局面において「買い」の比率が高いと危険信号。
    なぜなら、大量の買いポジションが決済されると「売り」が急増するためです。

    一気に価格が下落する要因となり、ビットコイン市場などで見かける「暴落」にも繋がります。
    また、下降トレンドにおいて強い反発上昇を見せた場合であっても、「だまし」として「買い」比率が高いこともアリ。

    結局、「戻り高値」としての反発であって、反発した時の高値圏で捕まったポジションが解消される「売り」が発生することも。
    ロングポジションの比率が高いことは、常に「売られるリスク」もあるというのを忘れずに覚えておきたいです。

    ショート比率が高い場合の特徴

    ロング比率と比して、ショート比率が高い場合は「売り」のポジションで保有している人が多い状態を指します。

    ショート比率の場合、ロング比率と反対の考え方をしましょう。
    つまり、ショートポジションの多さは相場の下降局面などでは転換のサインになります。

    ショートに傾き過ぎており、買い戻しによって「売り」が解消されると「買い」の圧力が一気に高まります。

    「売り」ポジションの決済による「買い」需要の高まり。
    あるいは、上昇トレンドへ向けた「買い」が発生することでトレンドは転換しやすくなります。

    さらに、上昇トレンドにおいて「売り」ポジションの比率が高まる場合は注意が必要です。
    一旦の下落が起きたとしても、売りポジションの損切りを誘発する値動きが起きやすいです。

    上昇トレンドへの勢いが強いと、ショートの損切りをエネルギーとした「買い」の勢いが強まるので注意しましょう。

    仮想通貨のロング/ショート比率が見れるサイトを紹介!

    さて、この章では実際にロング/ショート比率を見れるサイトについて詳しく解説します。
    どのサイトも投資家・トレーダーから人気なものばかりであり、どれを使っても実用的。

    各々の特徴や使いやすさの観点から、ご自身に合いそうなサイトを選んでみてくださいね!

    「ビットコインLSチェッカー」で主要取引所のロング/ショート比率を確認

    参照:ビットコインLSチェッカー

    ビットコインLSチェッカー」はレバレッジ取引が盛んな取引所「Bitfinex」や「Bitmex」のロング/ショート比率を表示するサイト。

    緑が「ロング」、赤が「ショート」になっており、見やすいグラフから比率をチェックできます。
    タブの上側付近では、各時間軸ごとでポジション比率を確認できるのも嬉しいところ。

    直近のチャートと照らし合わせて、ポジションの変化を確認できますよ。

    加えて、「ビットコインLSチェッカー」であれば勝ちトレーダーのポジション傾向も把握可能。

    トレード実績の高いトレーダーのポジションがチェックできるため、難しい相場でプロの視点を参考にできますよ。

    *ロング/ショート比率を確認できる銘柄は、「BTC」「ETH」「XRP」「XMR」の4種類。

    「Datamish」なら、主要アルトコインのロング/ショート比率もチェック可能!

    参照:Datamish

    Datamish」も、仮想通貨銘柄のロング/ショート比率をチェックできるサイト。

    このサイトの強みは、人気アルトコインの売買比率が見れることにあります。

    取り扱い銘柄としては、

    • BTC
    • LTC
    • ETH
    • ADA
    • XMR
    • ZEC
    • IOT
    • EOS
    • XRP

    の9種類。

    主要通貨のデータを表示できるため、アルトコインのトレードがメインの方におすすめ。

    また、レバレッジ取引の盛んな主要取引所「Bitfinex」「Bitmex」のポジション清算情報も確認できます。

    上記画像のように、直近でポジションが精算された情報も取れるため高度な値動き予想も。

    トレンド発生を後押しするような精算(大量ポジションのロスカットなど)も確認できますよ!

    主要取引所における全体のロング/ショート比率を見るなら「bybt」

    参照:bybt

    bybtは、ロング/ショート比率を確認できるサイトですが、その他にも重要な市場情報を提供しています。

    *「bybt」は、海外取引所「bybit」と名称が似ていますが、両者に深い関係性はありません。

    例えば、巨額のビットコインを保有する「Grayscale (仮想通貨信託投資企業)」に関するデータ提供。

    さらに、オーダーブック情報や取引所ごとにおける精算情報、資金調達率などもチェック可能。
    銘柄の取り扱いも豊富で、主要通貨に加えて人気の高い草コインなどもチェックできます。

    各取引所ごとでロング/ショート比率が見れるため、相場を動かす仕掛けの入った取引所も見れるのが強み。
    もちろん、冒頭の画像で表示されている画像は全取引所のデータを平均化したもの。

    総合的なデータと相場を動かす原因となりそうな取引所のデータ、両方を監視できますよ。

    「Trading View」のチャート機能を活用してロング/ショート比率を見る

    参照:Trading View

    高機能チャートを無料で提供している「Trading View」。

    そんなTrading Viewでは、海外取引所「Bitfinex」のロング/ショートのポジション比率を反映させた情報を確認できます。

    具体的な方法としては、「BTCUSDSHORTS/LONGS – Bitfinex」をインジケーターとして追加。

    すると、緑色の「ロング」と赤色の「ショート」が反映されます。
    チャートとセットで分析できるため、価格反転の初動でポジションの増減をチェックできます。

    あくまで幾つかのシナリオを描く分析とはなりますが、今後の値動きを何個か用意しておくことができます。

    視覚的に情報を整理しやすいため、チャート分析をメインとするトレーダーにおすすめです。

    NAO

    筆者の活用方法としては、「4時間足以上」のチャートでポジション比率をチェックします。

    テクニカル分析を用いた分析と合わせてポジション比率を確認することで、より複合的な視点で相場を確認。
    自分の分析を冷静に見つめ直すためにも活用していますよ!


    トレードに落とし込んだ実践的な「ロング/ショート比率」の見極め方

    続いて、上記でご紹介した各サイトを参考に、実践的な「ロング/ショート比率」の見極め方について解説します。

    主な見極め方としては、

    • 比率関係から相場の思惑を感じる
    • 長期足とセットでポジション比率を観察する
    • ロング/ショート比率に「絶対」はないことを前提に活用する

    の3つ。

    相場の大局を抑え、次なる値動きを推測する上で役立つ方法ばかりなので、必ずチェックしておいてくださいね。

    (シナリオを立てよう)比率関係から相場の思惑を感じる

    「ロング/ショート比率」のデータ活用をする上で大切なことは、相場の思惑を感じ取ること。

    リアルタイムで変わるポジション比率は、チャートの値動きと同様で最後まで分からないものです。
    したがって、上昇や下落、レンジ相場などのシナリオを立てる上で活用しましょう。

    一例として、2021年「7/26〜8/23」までのチャートで相場のシナリオを考えてみます。

    チャートのオレンジ枠内が該当期間の値動き。

    全体のトレンドは下落であるも、期間中は上昇しているのが分かりますね。

    では、「ビットコインLSチェッカー」でポジション比率を見てみましょう。

    チャートと同じ期間のロング/ショート比率を示したもの。

    すると、ロングのポジション比率は徐々に減少しているのが分かりますね。
    この時点で分かることとして、短期のトレーダーによる利益確定が進んでいると推測できます。

    反対に、ショートポジションは増えている一方、8月中旬にかけては全体的に少し減少。

    ですが、直近のショートポジションを確認すると少し上昇しているのが分かります(1週間に設定)。
    これらから分かることは、チャートは上昇しているけど「ロングは減少」「ショートは増加」していること。

    シナリオの一つとしては、下記の通り。

    「反発上昇を狙ったロングポジションの利益確定が進み、天井判断を狙ったショーターがいる」

    なんて、推測ができるでしょう。
    テクニカル分析やファンダメンタル分析となる突発的なニュースも込みで、分析に活用しましょう。

    (Trading Viewを活用)長期足とセットでポジション比率を観察する

    Trading Viewのチャート機能を活用し、4時間足以上の相場観察を行う方法があります(筆者の個人的な分析方法)。
    なぜ4時間足以上を重視するかというと、長期のトレンドであるほど明確なポジション比率が出るため。

    主な見方としては、チャートのトレンドを確認しながら売買比率も参考にすることです。

    上記チャートは、4時間足で表示したビットコインチャート。
    相場の転換点で、ロングポジションは増加。

    ところが、暴落が始まると一時的にロングポジションの低下が発生し、買い側のロスカットが起きたと推測できますね。
    また、暴落後は買い戻しや新規買いのロングポジションが増加。

    ショートポジションに関しては、底値圏で急増した証拠も残っています。
    記事執筆時点の現在は、「ショートポジションの減少=ロスカット発生」によって価格が上昇しています。

    ただし、ロングポジションも減少していることから静観しておきたい相場でもありますね。
    いずれにせよ、環境認識を深めることで次なるエントリーチャンスを見つけることができますよ。

    プロおに

    「Trading View」は、ロング/ショートのポジション比率だけでなく、様々なテクニカル分析を表示できる。
    そもそも、総合的な分析で精度の高いエントリーを行うためにはテクニカル分析は必須。

    プラス要素の指標として、「売買比率」も見ておきたいところ。
    そして、「Trading View」を取引画面に表示できる取引所もあるんだ。

    分析精度を高め、より判断の早いトレードを行えるのが強み。
    詳しくは、「【損しない】おすすめ海外仮想通貨FX取引所【2021年最新】」にて解説しているぞ!

    (重要)ロング/ショート比率に「絶対」はないことを前提に活用する

    ロング/ショート比率の分析は相場の転換点や調整を探れる強みがありますね。

    されど、ロング/ショート比率の分析を行なったところで「絶対」はありません。
    特に、強いトレンドが発生している際のロング/ショート比率の見方は注意が必要。

    そんな事例が、2021年2月〜4月にかけての「上昇トレンド⇨下降トレンド」のタイミングで発生しました。

    オレンジ枠内を見ると、ロング/ショート比率で「ロング」が優勢になっていますね。

    けれども、ロング急増ということは思い切り売られることも想定できます。
    チャートを見ると、確かに急落による下落調整が発生していますね。

    続くチャートを見ると、相場は回復しながらロングも急増しています。
    一般的なセオリーとは違い、ロングが増えたからといって下降トレンドへ直ぐに転換していません。

    むしろ、少しずつ高値更新をするトレンド(上昇ウェッジ)が確認できました。
    ただし、2ヶ月ほど続いたロング優勢のポジションも停滞を見せ始め、最後は暴落によって下降トレンド入りしましたね。

    このように、ロング/ショート比率からチャンスと思える局面であっても、直ぐに反映されないことはしばしあります。
    真逆の方向に価格が動く場合があるということも頭に入れておきましょう。

    トレンドが強い際は要注意で、じっくりとポジション構築をするのが賢明ですね。

    (トレーダーの視点)「ロング/ショート比率」への考え方を紹介

    ロング・ショート比率については、多くのトレーダーが各自の意見を持っています。
    りわけ、熟練のトレーダーや注目されている人気トレーダーも参考にするほど。

    ロング/ショート比率への考え方、捉え方に関して、彼らの意見をご紹介しますね。

    フォロワー4万人超えの「響@トレーダー」氏。

    LS(ロング/ショート)比率を見たところで、簡単に分かる相場ではないとの言及。
    相場の状況を鑑み、ロングやショートの思惑、現物の買い入れに着目した発言をしています。

    プロトレーダーであっても悩む材料ではあり、その中で気になる情報を頭の中で整理されている印象ですね。

    逆に、短期的な相場においてはLS比率を見ているだけで勝てると言及している方も。

    気になるのは「最近の」というところで、ポジション比率の特徴が相場に素直な反応を示すのが前提としてあるようですね。

    触りやすい相場であれば、短期トレードで有効活用できるでしょう。

    なかには厳しい意見を述べるトレーダーの方も(IFDOCO氏)。
    仰る通りで、ロング/ショート比率は主に「Bitfinex」を参考にしているサイトが多いです。

    一つの取引所における情報だけでは、正確な分析ができるか不安ではあります。
    ツイートにもある通り、仮に「Bitfinex」でリスクヘッジのショートを仕掛けていたとします。

    そして、他取引所で反対のポジションを大量に持っている場合は、難しく考えても答え(予想が大きく外れる)が出ないでしょう。
    余計相場の状況が分からなくなってしまい、更に他の情報を求めて疲弊してしまう分析が目に見えます。

    一つの指標として参考程度に扱うのが、ベストですね。

    まとめ

    今回は、仮想通貨投資における「ロング/ショート比率」の特徴から実践的な使い方についてまで解説しました。
    あなたも一度は経験したことがあるはず。

    「これだけ確信の高い分析をしたのに、素直に動いてくれない…」

    「予想と真逆の方向に価格が動き出した…」

    と、仮想通貨市場は乱高下によって分析が極めて難しい時があります。
    しかし、ロング/ショート比率を使いこなせるようになると、チャートを見ただけでは分からない高度な分析が可能。

    市場参加者のポジション比率から、次なる相場の思惑を感じ取れるので相場の急変に気付きやすいのです。
    相場の流れが出た頃にポジションを保有できれば、尚良し。

    慌てずポジションを持てるため、利益も乗りやすくなります。
    何度もトライアンドエラーを繰り返し、使いこなせるようになってくださいね!