【現役トレーダー解説】仮想通貨でRSIを使ってチャートを予測する方法

【現役トレーダー解説】仮想通貨でボリンジャーバンドを使ってチャートを予測する方法
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0.9円のリップルを買って最高6000万円まで資産を築く→投資金を全て失い辛酸をなめる。投資歴4年目。釣りにハマっています。現在は"生き残るためのトレード"をエリオット波動の分析で確立して利益を出せるように。
    初心者A
    荒れ狂うビットコインの価格変動に対応できる分析手段があればなぁ…
    初心者B
    RSIで相場分析をしてみたいけど、使い方がよく分からない

    仮想通貨のようにボラティリティ(価格変動)がある市場では、テクニカル分析を駆使することは必須。

    なかでも、「RSI」は頼れるテクニカル分析であり、売買の過熱感を推測することで大よその売買判断を立てられます。

    ビットコインFX歴3年となる筆者も、大きな時間軸でRSIを活用している一人。

    そこで、RSIの基本的な特徴から見方、注意点などを詳しく解説します。

    読み終えた頃には、RSIの基礎知識はもちろん、あなたの投資・トレードにおける武器として活用できるようになるはずですよ!

    仮想通貨投資に強い!売買の強弱を分析できる「RSI」とは?

    RSIとは、「Relative Strength Index」の略称で、日本語では「相対力指数」とも呼ばれているオシレーター系テクニカル分析です。

    「相対」と呼ばれるように、一般的には買いの勢いが強いことを示す「70%」と売りの勢いが強いことを示す「30%」を目安として分析します(対象とする期間は14日間がデフォルト設定値)。

    また、上昇の勢いがあると判断できる数値としては「50%以上」であり、下落の勢いがあると判断できる数値は「50%以下」。

    通常は、上記の数値を参考に「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を基準に売買判断します。

    このように非常にシンプルな指標を用いているため、多くの人に使用されている特徴があるのです。

    プロおに

    仮想通貨チャートで「RSI」を確認できるチャートもある。
    チャート画面を見ながら売買判断ができるため、大きな価格変動が起きた直後でも迅速に分析して、高度な売買シナリオを立てられるのが嬉しいところ。

    【損しない】仮想通貨のおすすめ海外取引所【2021年最新】」では、RSIを使用できるチャートを導入した取引所について詳しく解説しているぞ!

    オシレーター系のテクニカル分析って?
    主に、テクニカル分析にはオシレーター系・トレンド系の2種類があります。

    RSIのように売買(相場)の過熱感を示すものは「オシレーター系」であり、一連のトレンドについて分析するものを「トレンド系」と呼ぶのです。

    相場の過熱感を分析できるオシレーター系、トレンドを把握・分析できるトレンド系ともに、組み合わせることでより強固な分析が可能。

    RSIもオシレーター系テクニカル分析の代表的な存在で、仮想通貨市場だけでなく、株式や為替における相場でも認知度の高い手法ですよ。

    (使い方は実にシンプル)RSIを用いて分析・エントリーする方法を解説

    続いて、RSIを用いた分析・エントリーについて基本から応用的な方法まで詳しく解説します。

    この章でご紹介する、

    • 基本は逆張り!節目となるRSIの数値をチェックする
    • 押し目・戻り売りを狙うRSIの見方について
    • 信頼度高め!ダイバージェンスの発生はトレンド転換の兆し

    を抑えておけば、RSIによる精度の高い分析はしっかり行えるはず

    画像とセットで解説するので、一つずつチェックしてみましょう。

    基本は逆張り!節目となるRSIの数値をチェックする

    RSIの最も基本的な使い方としては、各指標となる数値を参考とした「逆張り」です。

    先述したように、RSIの買われ過ぎを示す「70%」及び、売られ過ぎを示す「30%」の位置で売買チャンスを見つけるのがおすすめ。

    これらの数値は、売買の強弱が偏っている状態を示すのでトレンドが変わりやすいポイントになるのが理由です。

    実際、上記画像では4時間足のチャートを表示しており、しっかりと黄色枠の箇所でRSIが反応。

    目安の数値付近でトレンド転換していることからも、逆張りによるエントリーが成功することを意味します。

    売買の偏りが解消されることは、つまり「トレンド転換」を意味するためエントリーチャンスも多くなると考えられますよね。

    時間軸が大きいほど逆張りによるエントリー精度も高くなりやすいので、1時間以上のローソク足チャートを基準に分析してみましょう。(短期の時間軸では騙しも多いため)。

    押し目・戻り売りを狙うRSIの見方について

    逆張り手法として、「70%」「30%」の位置にあるRSIは有効的と説明しましたが、順張りによるエントリーでも使用可能。

    というのも、トレンドが明確に出ている場合はRSIも強気・弱気な反応を継続しやすいから。

    下記、RSIを用いた4時間足のチャート画像をご覧ください。

    こちらの画像では、ビットコインが上昇トレンドで推移しているのが分かりますね。

    この際、RSIのライン推移を確認してみると「約50%」を目処に反発しています。

    「70%」以上の強い買い勢力も確認できることから、RSIの反発ポイント(この場合は50%を目安)で「押し目買い」の戦略が立てられますね。

    要するに、RSIの目安とする数値に到達したからと「逆張り」をするのではなく、「順張り」となるトレンドが発生しているかも確認してみましょう。

    もし、トレンドが発生しているのであれば「50%」付近を目安にRSIの反発を確認。

    トレンドを追った「押し目・戻り売り」のチャンスを見つけてみてくださいね。

    信頼度高め!ダイバージェンスの発生はトレンド転換の兆し

    ダイバージェンスとは「逆行現象」とも呼ばれ、価格とオシレーター系指標の値が逆行してしまうこと。

    上記画像の通り、緩やかな下降(価格調整)にも関わらず下部のRSI指標は上昇していますね。

    このチャート画像から、「価格は下落しているのに、RSIは上昇している」という逆行現象が確認できる訳です。

    ダイバージェンスの発生は一方向の相場に限界が訪れていることを示しており、次なるトレンドが発生する兆しが高い指標。

    ダイバージェンスと判断できるまでは時間を要しますが、見分けが付くようになると信頼度の高い指標となりますよ!

    ダイバージェンスの発生理由って?

    ダイバージェンスの発生理由は、RSIを求める計算式にあります。

    RSIは、一定期間におけるローソク足を分解し、前日の終値と比較して「安値・高値の値幅」を求め、総合的に平均して求めているもの。

    ですから、安値圏でさらに安値を追うチャートであっても、値幅が小さいとRSIの下げ幅もも小さくなります。
    この時、価格が大きく反発すると一定期間におけるRSIの算出する上げ幅の平均値も高くなります。

    すると、(下降トレンドの場合)価格は安値を更新しながら少し下落するも、RSIは上昇してしまう「ダイバージェンス」が発生するのです。

    発生原理を抑えておくと、RSIをツールとして使用するだけでなく、相場で起きている「違和感」に気づけるので知識として抑えておきましょう!

    (解決策アリ)仮想通貨相場でRSIが全く効かないケースにも注意

    RSIの実践的な見方についてご紹介しましたが、使用する際の注意点もあります。

    それは、「トレンド相場で、無闇にRSI指標を取り入れてしまうこと」です。

    売買の強弱を推し量りやすい指標ではありますが、トレンドが強く出る仮想通貨のような相場では判断が難しくなりがち。

    このように、RSIが機能しない相場では

    • RSIを使用しない
    • 他の分析手法をRSIと併用する

    という視点が必要となります。

    下記項目ではRSIと相性の良い、「トレンドライン」「移動平均線」「ボリンジャーバンド」を併用した分析方法を解説します。

    「RSI×トレンドライン」の組み合わせでトレンドを把握する

    RSIとトレンドラインの組み合わせは難易度も低く、分かりやすい判断ができる特徴があります。

    相反する性質を持つ分析手法の掛け合わせではありますが、「トレンドと売買の強弱が反転するポイントが合致している」ことは、強い売買エントリーのチャンスにも。

    時間軸や見ているトレンドによってトレンドラインを引くこともで切るので、ご自身のエントリーしたい箇所に応じた分析が行えますよ。

    NAO

    筆者の得意とする分析手法は、「エリオット波動」。

    しかし、エリオット波動分析では売買の強弱まで分からないため、シンプルな線で分かる「RSI」を重宝しています。

    この際、トレンドラインもチャートに引くことで「RSI」による相場の過熱感を参考にしています。

    自信がある分析手法でも見当違いなケースは多いので、複数のテクニカル分析を使いこなせると客観的に分析を深められますよ。

    「RSI×移動平均線」の併用でトレンド転換を狙う

    RSIと移動平均線による分析も相性が良く、売買エントリーの目安が重なるとチャンス。

    移動平均線の売買チャンスに関しては、短期・中期・長期と設定した指標が交差するタイミング(ゴールデンクロス・デッドクロス)です。

    つまり、価格が偏りつつある場面で、RSIの偏りを確認し、移動平均線も交差していると利益を狙いやすくなります。

    具体例として、上記画像ではチャート内のオレンジ枠部分で移動平均線がゴールデンクロスしています。

    さらに、RSIに関しても「30%」ラインで反発していることから上昇への兆しが高まっていますね。

    さらに、ローソク足の値動きからも大きく暴落した直後であり、調整から上昇へと向かう可能性が高いと考えられるでしょう。

    事実、その後は上昇トレンドへと推移していることから分析は正しかったと分かります。

    トレンド系・オシレーター系の代表的な存在であるため、手法として成立しやすいのも納得ですよね。

    *尚、「【現役トレーダー解説】仮想通貨で移動平均線を使ってチャートを予測する方法」では詳しい移動平均線の使い方について解説しています。

    「RSI×ボリンジャーバンド」で値動きの初動を捉える

    トレンド系の分析手法として、RSIだけでなく「ボリンジャーバンド」を取り入れるのもおすすめ。

    ボリンジャーバンドはトレンド相場で強みを発揮し、過去の平均価格との差を示す標準偏差を参考にトレンドの強さを分析できます。

    特に、ボリンジャーバンド特有のバンド(標準偏差)縮小・拡大は、トレンド発生の起点となりがち。

    下記の具体例をセットに、詳しくRSIとボリンジャーバンドを併用したパターンを見てみましょう。

    まず、4時間足におけるビットコインチャートで黄色線のように「レンジ相場」であることが分かりますね。

    そして、RSIとボリンジャーバンドを組み合わせたチャートを表示すると 上記画像のようになります。

    レンジ相場内のオレンジ色枠で、ボリンジャーバンド下限にタッチ。

    加えて、RSIをチェックすると価格の下落にも関わらず上昇しているのが分かりますね(ダイバージェンスの発生)。

    その後は、価格が上昇したことからもRSIとボリンジャーバンドによる分析が正しかったと解釈できます。

    以上のように、RSIにプラスして他のテクニカル手法を組み合わせると、より精度の高い分析が可能になりますよ!

    (2021年5月〜)RSIによるビットコインの売買過熱感って?

    RSIは、明確にどの位置まで上昇・下降するかを把握できるものではありません。

    ですが、おおよその売買傾向を把握できることから今後の相場を読む上で重要な指標でもあります。

    そこで、この章では筆者によるRSIを用いた「ビットコイン」市場の分析結果をご紹介。

    中期・長期的な売買の過熱感と推定される値動きの展望を確認してみましょう。

    まず、中期的な売買の過熱感としては「中立」の位置にあると推測できます。

    理由としては、高値更新を続けていたビットコインに一服となる調整相場が訪れており、しばらくはレンジ相場が継続すると想定できるため。

    まず、下記の画像にて現在の相場における環境認識を行なってみましょう。

    こちらの画像のように、上値を追う展開を見せていたビットコインでしたが、2021年4月19日を境にピンク線のサポートラインを割る形に。

    日足での安値更新のため、下落トレンド入りも考えられますが中期的に上昇トレンドを踏まえた調整とも考えられます。

    理由としては、下記の画像から分かるRSIのダイバージェンスです。

    安値を更新したビットコインですが、売り圧力が強いことを示す「30%」付近で反発。

    もちろん、価格も強く反発していますね。

    ここで、RSIを更新しない強気のダイバージェンスが発生、あるいは「30%」近辺での反発を確認すると、上昇トレンドへ向かう可能性が高いです。

    そのため、RSIだけでなくローソク足の位置も合わせて確認することでトレンドの初動を掴めるようにしておきたいところ。

    一方、RSIによる長期的な売買過熱感としては、「強気」と判断しました。

    中期的な分析では日足を参考にしましたが、長期手な分析では週足を参考にしました。

    RSIでは、「50%以上」であれば上昇トレンドが継続する強気な指標を示します。

    週足という長期の視点でみると現在は下落が続いていますが、「50%」付近を推移しているのが分かります。

    また、一連の価格上昇でRSIの買い勢力が過熱していたことも分かりますね。

    ゆえに、調整とする価格推移を挟みながらも長期的には価格上昇へと向かうと考えられるでしょう。

    RSIの利用者は多い?仮想通貨トレーダーによるクチコミもチェック

    元々、「RSI」はオシレーター系のテクニカル分析として人気が高いことをご紹介しましたが、仮想通貨市場でも利用者が多いです。

    そこで、RSIを実際に使用している仮想通貨投資家・トレーダーによるクチコミもチェックしてみましょう。

    *尚、筆者の調べでは「RSI」利用者は海外では少ない傾向でした。

    ただ、日本人による利用は人気で、国内の仮想通貨市場への投資は盛んでもあることから、RSIも反応しやすい指標の一つとして考えられるでしょう。

    日足におけるビットコインチャートにて、RSIを用いた分析をされていますね。

    2021年4月、ビットコイン相場は高値更新から深い下落が発生。

    しかし、確証性の高い日足のRSIを分析すると「30%」付近まで下落していることも分かります。

    よって、投稿主のツイート通り「まだ下がる」というバイアス(思い込み)は、程々にしておきたいところです。

    こちらの方は、RSI及び、トレンド系のテクニカル分析である「移動平均線」を主に使用されているようです。

    トレンド系・オシレーター系の組み合わせは、俯瞰的にチャートが見れる強みがアリ。

    想定できるトレンドのシナリオを立てられることで、エントリーも自信を持って行えるので心強いですよね。

    仮想通貨界隈で人気の「仮想通貨投資家」兼「ブロガー」である「bybit仙人」氏によるツイート。

    やはり、2021年4月時点における日足のビットコインチャートにてRSIが下限ラインまでタッチしていることを指摘。

    本格的な上昇相場が始まる前であった「2020年9月」以前と同水準にRSIが位置することから、更なるトレンド復活も見込めると考えられますね。

    最後にご紹介するのは、海外トレーダーの方によるRSIを用いた分析です。

    RSIだけでなく、EMA(移動平均線の一種)やサポートライン、MACDを使用しており、総合的にチャートを観察・分析されているのが分かります。

    国内・国外問わず、売買の過熱感としての「RSI」と、プラスアルファで他の指標を参考にされている方が多いイメージですね。

    まとめ

    今回は、仮想通貨市場において役立つテクニカル指標「RSI」に関して詳しい特徴や見方について解説しました。

    おさらいになりますが、RSIは「相対力指数」と呼ばれるように価格を相対的に分析します。

    そのため、現在価格における売買のパワーバランスに疑問がある時、一目でおおよその判断を付けられるのは強み。

    ただ、「RSIだけでエントリーする!」というのは早計な判断になりがちなので、他の指標や判断軸も取り入れてみてくださいね!