・海外の取引所に送金したいけど知識があまりないからわからない
・送金するための通貨選びがわからない
・国際送金の手数料を減らすために送金したい
そんな方へ向けて記事を書きました。
仮想通貨を国内の一つの取引所で売買しているうちはあまり小難しいことは考えなくてよかったですよね。
しかしいざ、他の取引所への送金となると誰しも少しは不安を覚えるはずです。送金アドレスと書かれた親近感のまるで湧かない文字列の連なりをみて訳がわからないと。
この記事では、仮想通貨を国内から海外へ送金する際に理解しておきたいことや送金に関する全体像を理解できるようにしました。
読めばこれから初めて海外取引所へ送金を試みる人が読む前よりも失敗せず、損をせずに送金できるようになるはずです。
もくじから読みたい項目へ飛ぶ
仮想通貨における海外送金とこれまでの海外送金との違い
これまでの国のお金による海外送金では資産の移動データを不正に改ざんされないよう、非効率な手法で仲介銀行(コルレス銀行)を経由して行われてきました。
仲介銀行通貨によっては取り扱いのない通貨ペアも存在し、その場合は別の仲介銀行を経由していました。
したがって手数料は仲介銀行の数だけ、しかも通貨ペアの取り扱いや国の事情に左右されて高くついていました。
ご存知の通り、仮想通貨に関しては国が管理していないためそうした仲介は存在しません。
ブロックチェーンにより資産の移動データを不正に改ざんできないことを利用者同士で共通認識できているため仲介銀行を挟む必要がないためです。
しかし逆にいえば仲介業者にお膳立てされないわけでもあり、全部が自己責任となります
- 理解できないと思ったら安くても仮想通貨は利用しない
- 最初はケチらず少額で送金テストを行う
- 送り先のローカルや世界的に知名度の低い取引所は扱わない
上記は最低限抑えた上で送金を行いましょう。
海外へ送金する通貨はBCH(ビットコインキャッシュ)かLTC(ライトコイン)に限定する
「送金手数料が無料の仮想通貨がある」
「XRPの方が安く済む」
などごもっともな意見もあるかと思います。反論はしませんが初めての人や業界に慣れ親しんでいない人に限ってはおすすめ出来ません。
ビットコイン以外の仮想通貨で送金すること自体がハードルが高いためです。
また有名ではない仮想通貨で送金すると送金後に売買手数料が高かったり売値と買値の価格差が大きいために損する可能性が高まります。
初心者にそこまで考慮して送金した方が良いというのは不親切です。
BCHとLTCは大体どっちかはある
どの取引所であってもBCHかLTCのどちらかは殆どあります。そのため送金しやすいです。
またBCHはトランザクション(捌ける送金件数)の容量を拡大傾向にあるため送金待ちも殆どなければ送金手数料もとてもビットコインと比べて数十円〜数百円、少なくとも半分以下と安いです。
LTCも同様にトランザクションに余裕があるため安いです。
そしてどちらも人気な仮想通貨であるため送金後の価格差にも比較的に悩まされません。要するに総合的に安い可能性がとても高いのがBCHとLTCです。
「仮想通貨の国際送金はとっても安い」それ本当?
仮想通貨について聞きかじった程度の人はひとえに「仮想通貨の国際送金は安い」と豪語していることがあります。
しかし本当にそうでしょうか。実際のところTransfer wiseのような格安送金サービスを提供している銀行の方が安く手間もかからずに済むケースはあります。
単純にTransfer wiseのようなサービスは総合手数料が安いというのは理由の一つです。
それとは別に仮想通貨の場合と違い不確定要素が少ないからというのもあります。
仮想通貨はレートが変わりやすい
日本からインドへ仮にビットコインを送金するとして、送金されたビットコインは現地レートの通貨へとインド取引所の中で換金しなくてはいけません。
その際にビットコインの現地レートと日本レートとの違いで損をする可能性があります。
個人で国際送金をするくらいの方であれば毎月の決まった予算や購入したい大きな買い物などが目当てとなるかと思います。
その際にレートの差で「微妙に足りなかったな〜」「もう一回送金しよう」という自体になることは嫌なはずです。
余裕を持って送金できないといけません。
現地にビットコインATMがあっても為替レートは不明
私はトルコやヨーロッパ各国、コーカサスエリアなど幅広い国でビットコインATMを見かけましたが為替レートは不明でした。
おそらくATMを設置したお金を回収できるほどの手数料は欲しいはずです。しかし為替の変動が仮想通貨よりも大きな国では手数料が高くても仮想通貨を使うメリットはあります。
しかし日本人があえて仮想通貨で国際送金するのは節約できることがほぼ確定しているルートを見つけてかつ余裕がないと出来ません。
やはり殆どの場合においては国際送金はTransfer wiseなどを利用する方が無難でしょう
トレードを楽しむ人はどこでもOK
仮想通貨の海外送金をトレードの範疇で楽しむ人は現地通貨のレートについてきにする必要はないためあまり気に揉む必要はないでしょう。
BCH or LTCを使って送金してみましょう。
国内の取引所から海外の取引所へ送金する手順

国内の取引所から海外の取引所へ送金する手順を解説します。
①海外へ送金元の国内取引所を用意する
任意の国内取引所を選びましょう。その取引所が送金元になります。
BCHかLTCを少額で買ってみます。
自分が選んだ国内取引所の「送金メニュー」でBCHかLTCを選びます。すると”送金アドレスを入力するための項目”が現れます。
そのページを表示したままにして次のステップに行きましょう。
②国内取引所から海外取引所へ送金する
次にお目当の海外取引所のサイトへ行きます。登録は済んでいることが前提です。済んでいない人は登録しておいてください。
海外取引所のサイトに「入金メニュー」かそれに近しい言葉の項目があるはずです。そのページを開きましょう。
すると任意の仮想通貨を選択できると思うので①のページと同じ仮想通貨(BCHかLTC)の入金メニューのページを開きます。
すると”BCHかLTCの送金アドレス(とそのQRコード)”が表示されると思います。
①で”送金アドレスを入力するための項目”を開いていると思うので、②の”BCHかLTCの送金アドレス(とそのQRコード)”の送金アドレスを入力してあげましょう。
金額は最低にして送金してみてください。
③着金したら法定通貨に換金などしておく
ビットコインと比較してBCHとLTCは早く着金します。1時間〜数時間ほど様子見してアドレスを確認してみてください。
最初の着金の場合は取引所側が着金そのものは終わっていても取引所側がチェックしている可能性があるためすぐには入金されないかもしれません。
最悪、1日ほど待てば着金します(怪しい取引所は延々と到着しないケースがあります)
万が一、送金アドレスが正しいにも関わらず着金しなかった場合はその海外取引所は使わないでおきましょう。
そして到着したBCHやLTCをビットコイン建ての通貨ペア(BCH/BTCやLTC/BTC)のトレード画面で売ってみましょう。
そうすればビットコインに換算されます。価格の変動幅が怖い人はUSDTにさらに換金しましょう。するとドルベースの安定資産を実質的に保有することになります。
最初は簡単な海外取引所を使うべし
基本的に仮想通貨の送金に関してはIT系やコンピューター関連に親しくない人にとっては難しいです。
そのため細かい手数料の損失などはあまり考えずに初めは可能な限り簡単な海外取引所を扱うことが失敗を避けること、挫折を避けることに繋がります。
日本人が創設した海外取引所が一番ハードルが低い
日本人が創設した取引所はハードルが低いはずです。
具体的にはBitterzというサイトになります。日本人がつくった日本人による海外取引所です。
そのため海外取引所でありながら日本の取引所のように取り扱うことができます。
日本語対応・日本人サポートもついているためかなりハードルは低いと言えます。
ただしBitterzは完璧ではない
実は取り扱い銘柄はそんなに多くなく(BTC、ETH、XRP、EOS)となっています。
ここで「あれ、BCH(ビットコインキャッシュ)とLTC(ライトコイン)がないじゃん。」と思ったかもしれません。
その通りで、仕方ないのでビットコインを取り扱いましょう。
「でもビットコインは手数料高いんでしょ?嫌だな〜」
と思った方もいると思います。しかしむしろ今なら”お金を増やすことができます”
1万円相当のビットコイン配当キャンペーン
「お金を増やすって一体どういうこと??」と思ったかもしれませんが、実はBitterzでは現在、1万円相当のビットコインを配当するキャンペーンを行なっています。
シンプルに口座開設を済ますだけで1万円もらえます。
ビットコインの送金手数料は特別な繁忙期でなければ割高のタイミングでもせいぜい1000円とかその位です。
余裕で回収できるどころか、プラスになって余る金額です。
口座開設だけで1万円は非常に珍しい(9/30までの期間限定)
口座開設してもせいぜい2、3千円ほどのところが多いです(それも取引をかなり行なった上でプラスマイナス0なくらい)
その中でBitterzのキャンペーンはとてもお得なのでぜひ活用してみてください。
必ずしもここがベストとは言いませんが、送金先の候補とせずとも登録しておくだけでも得することはあっても損することはありません。
送金する必要もなくサイトへ登録→身分証明書をアップ→トレード用の口座を作る
の3STEPで1万円相当のBTCが振り込まれます。
仮想通貨を国内から海外へ送金するのにベストな手法とは まとめ
この記事で書いた方法以上に初めての人に優しい方法はあまりないかと思います。
上記の方法でも難しそうだなあ、ちょっと怖いなあと感じた人も恥じることはなく一般的な感覚だと思います。
まだまだ送金においては業界標準の使いやすい仕様はありません。
コントラクトウォレット(柔軟にカスタマイズできるウォレット)の普及すれば解決されていくでしょう。