テザー砲の仮想通貨へのインパクトはどのくらい?基本から解説

テザー砲の仮想通貨へのインパクトはどのくらい?基本から解説

「テザー砲って何?仮想通貨の価格に影響があるらしいけれどどんなものか知りたい」

という方へ向けて記事を書きました。

結論からいうと、テザー砲とは法定通貨の価格と結びついた仮想通貨が大量に発行して市場へ流入することを砲撃に例えているネットスラングです。

この記事を読めばテザーの仮想通貨への影響度合いが大雑把に理解できるようになり、テザーに関するニュースが今より理解できるようになります。

テザーの流れをマスターすれば場合によっては大きな利幅も狙えることでしょう。

テザー砲のテザーとは”USDT”のこと

用語から解説すると、テザーとはテザー社が発行するUSDTを指します。

ドルベース建ての仮想通貨であり、1USDTにつきテザー社の口座に1ドルが入金されているため、ドルの価格と結びついた仮想通貨となります。

現実では、口座のドルとテザーの発行量の釣り合いについては疑惑が持たれたりもしていますが法定通貨ベースの中では最もメジャーな存在でもあります。

テザー砲とはテザーの発行枚数が急激に変化すること

テザー砲はUSDT枚数が大幅に増えるか、大幅に減るかのタイミングのどちらにも使われます。

後になってみなければ本当にテザーの枚数とビットコイン価格が相関していたのかはわかりませんし頻繁に相関しているようにも思えないため、SNSでは大げさに反応している人が多い印象です。

過去の数度のテザー砲

ビットコインの過去にわたった突然の暴騰にはテザー社が意図的にテザーを発行しての大量の売買、もしくは市場全体のテザーをあえて減らす(バーン)ことで希少価値を高めていたと噂されています。

2018年度のテザー

2018年度のテザー砲

2018年度のテザーの時価総額(総発行枚数とビットコインの価格の関係)は相関 or 逆相関しているように見えます。

2019年度のテザー

2019年度のテザー

2019年度のテザーの時価総額(総発行枚数とビットコインの価格の関係)は逆相関になっているように見えます。

2020年度のテザー

2020年度のテザー

テザーが突然ドカンと時価総額を大きくする度にビットコインはジワジワと下落していっているようにも見えます。

2020年となってはテザーの直後に価格の変動はあまり感じられないことにより、「実はそこまで影響ないのでは」といった見方をするトレーダーもいます。

実際、ここまで年度順でテザーのチャートをみても「メディアや個人で叫ばれているほど相関しているようには見えない」といってもおかしくないでしょう。

チャートをみただけだとただの偶然もあり得るレベルの相関です。

しかしそれでもなお、テザーが影響を受けていると考えざるを得ないほどテザーは巨大になっているのも事実です。

その根拠については更に上げつつ、解説していきましょう。

イーサリアムの処理能力にとって大きな負担となるほどにボリュームのあるテザー

ビットコインに次ぐ歴史の長いイーサリアムですが、テザーはイーサリアム上の仕組みを用いて通貨USDTを発行しています。(ERC20トークンの一種として発行)

2019年度より発行をイーサリアムへ切り替えたのですが、イーサリアム全体の総金額をUSDT単体で超えてしまいました。

イーサリアムの同行も業界全体に影響を及ぼす存在です。

そのイーサリアム全体の送金額を凌ぐほどの処理(トランザクション)が発生しているのであればテザーは相場に仮想通貨全体へ影響を及ぼす存在であると言えることでしょう。

テザーの流動性は仮想通貨全体の中でかなりのウェイトを占めるためインパクト大

銘柄の価値は通貨の流動性に左右されますが、流動性の中でも大きくウェイトを占めているところには当然ながら銘柄の価値をそれだけ左右していることになります。

テザー全体での取引高をビットコインが上回った記録のついた今、テザーは間違いなく相場にとって無視してできない存在の1つと言えるでしょう。

2016年度までの価格上昇は中国マネーが大きく影響している

2016年度から2017年度末までにかけてビットコインやICOは大盛り上がりでした。

特に2016年ごろに至っては時期によってはビットコインの取引高のおよそ9割ほどがチャイナマネーとなった時期もあります。

その中国は強力な規制によって仮想通貨の売買を行うことができなくなっていきました。

その後に日本が一時的にですが世界で最も大きな取引高をビットコインで誇っていました。

テザー保有者の過半数は中国人によるものと言われている

では日本人が世界一の取引高の座を与えてしまうほど規制された、中国人のマネーはどこにいくのでしょうか。

それがテザーであると言えます。仮想通貨の規制によって仮想通貨の需要が0になるわけでもなく、別の手段をとるものです。

特に中国ではマネーロンダリングに関しては政府の規制と鬼ごっこする話はお国柄として少なくありません。

どのような手段を用いたのかはわかりませんが、中国取引所に残った仮想通貨を何らかの形で匿名化させ(もしくは業者を伝って)、海外取引所へ送金してテザーへ換金したのでしょう。

仮想通貨調査の会社Dirの調査

Dirによると、テザーにおける中国マネーは全体の6割程度を占めているとのこと。

半分以上が中国マネーということは、今もなお陰ながら中国が実質的に相場全体を動かしている可能性も否めません。

テザー砲に関するみんなの声

チャートのテザーに関しては基本的には逆相関が見て取れました。

しかし人によってはテザーの大量発行→ビットコインの価格上昇に関連してると言っている人がいたり、テザーのバーン(発行枚数を減らす)によってビットコインの価格も下がると見る人もいます。

テザーを購入するには

もしテザー(USDT)を購入したいのであれば、海外取引所の一択になります。

国内では取り扱いがありません。基本的には海外取引所の代表とも言えるBINANCEに登録しておけば問題ありません。

BINANCEの口座へ仮想通貨を送金、それから送金した銘柄建ての取引板で「売り」を入れてテザーに資産を変えて終わりです。

まとめ

テザー砲と価格の相関についてはハッキリしたことは不明ですが、一時的には時価総額でビットコインを凌いだスケールの大きさを考えると誰もが無視できない存在であることには違いないでしょう。

相場ではよく”意識されるライン”という人の心理が働きやすい部分について解説する上でこのような言葉が用いられます。

同様に、ファンダメンタルとしてテザーの際立った動きは”意識されるファンダメンタル”として捉えておくと良いでしょう。

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